ゲストのライブにツッコミを入れる
現在Wall&Wallに所属するイベントオーガナイザー、鬼塚基と、大阪の音楽プロデューサーである有村峻(in the blue shirt)、トラックメイカーとしてパソコン音楽クラブで活動するにしやま。この3人によるテレビ通話がきっかけで『Brainbuster』は生まれた。
鬼塚は経緯について 「ライブハウスのイベントをキャンセルする代わりに、新たな面白い配信をやりたいと、二人にオンライン通話で相談していたんです。画面越しにもコロナの影響による彼らの気持ちの落ち込みようが伝わってきて、とにかく自分たちが楽しめるような配信をしよう、と思いました
ちょうどその頃は、音楽の配信チャンネルが乱立し始めたタイミング。単に演奏するだけでは物足りないし、現場の下位互換的な配信にしかならないと思っていて。どうやったら楽しめるかを考えた先に 『ゲストのライブに僕らが都度ツッコミを入れる』という構想が生まれました」と話す。
この、一本の電話会議から始まった企画が、翌日には動き出した。メインホストとなるメンバーとして、配信システムの知識を持つトラックメイカーのピアノ男に加え、トークのまとめ役に関西で活動を行うDJ、消しゴムをアサイン。
各コメンテーターが自宅から配信する様子が一つの画面に表示されるよう、Discordを核とした配信システムを準備した。同時にライブの映像も急ピッチで収録。
撮影のメンバーは最小限に抑え、出演者ごとに入り時間をずらしながら、ライブハウスで事前収録を行った。またトークが長引いて進行が遅れないよう、台本も準備した。
メンバーが共有する簡易的な台本。流れは「型」を作っており、初回からほぼ変わらず