変わらないマスメディアへの不信感
砂原は前回に引き続きマスメディアの報道の仕方に違和感を覚えると切り出した。家にテレビがないというAOKIはYouTubeで(テレビのコンテンツを)見たことがあるものの、全てがハリウッド映画のような作り物に見えたという。
新聞についても触れ、昔は各紙ごとに思想が右か左かではっきりしていたが、最近はどこも(内容が)同じだという。そしてそれは広告代理店が広告主を束ねている状況や、記者クラブの存在に起因すると話す。
今年ほどマスメディアに対して違和感を感じたことはないという。情報の出し方に偏りがあり、死者や重症者があまりクローズアップされていない点などについて指摘した。
また、驚くほどに悲惨なニュースや、恐怖と不安をあおることで消費を促したり、数字を上げるようなことばかりが目につく。映画も人が殺されるものばかりで、それを多くの人が観て、それをあたかも本物であるかのように再現できた人に賞を与える。ということにも違和感を覚えていると話した。
そして今、以前ほど人と人が会わないコロナ禍において、情報源としてのメディアの果たす役割が大きいのだ。