「プライドステージ」で盛り上がる。
代々木公園の野外ステージでは、メインステージ「プライドステージ」として、当事者やアライ(ally=仲間や同盟を語源とし、セクシュアルマイノリティー当事者を支援する人々を指す)のアーティストによるパフォーマンスやスピーチと、著名ゲストや有識者のトーク、シンポジウムが実施される。
初日の19日は、「プライド30thスペシャルデイ」と銘打ち、レインボープライドの前身となった「第1回レズビアン・ゲイ・パレード in 東京」代表の南定四郎(ゲイアクティビスト)をはじめとする登壇者による、プライドの歴史を振り返るトークショーを開催。 第2部は、「結婚の平等(同性婚)」にフィーチャーし、「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」(以下MFAJ)とのコラボレーション企画を展開する。
直近のニュースでは、204年3月14日、同性婚を巡る裁判に札幌高等裁判所が違憲判断、東京地裁では違憲状態の判決を下したことが話題に上った。本プログラムでは、日本のプライド30周年を振り返りながら、これからのアクションについて話し合うシンポジウムが開かれる。
20日は、TRP公式「YOUTH PRIDE アンバサダー」として就任した、4人組のインフルエンサー「午前0時のプリンセス【ぜろぷり】 」や、新宿二丁目発のゲイYouTuber「2すとりーと」のトークショーが開催。トランスジェンダーであることを公表している中村中をはじめ、大黒摩季や清水ミチコ、ミッツ・マングローブ率いる星屑スキャットなど、多彩なアーティストによるパフォーマンスが行われる。
最終日の21日は、各政党の政治家や各国駐日大使館大使をはじめ、2023年にゲイであることを公表した與真司郎(AAA)によるスピーチや、クィアアイコンとして幅広く活動するAISHO NAKAJIMA(アイショーナカジマ)が登場。締めを飾るのは、Z世代から多くの支持を受けるちゃんみなによるライブパフォーマンスだ。
「楽しいだけ」でも「真面目なだけ」でもない、多様なラインアップ。興味があるものを事前にチェックしてほしい。