山本小屋ふる里館
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夢のロケーションにある旅宿8選

雲上で流星の雨にうたれ、日本三景に嘆息し、博物館で寝泊まりする

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テキスト:森伽織

「Go To トラベル キャンペーン」の再開が検討されている中、どんなところで休日を過ごそうか迷っている人も多いだろう。都会のホテルや近所のお出かけスポットなど、いろいろな選択肢があるが、せっかくなら、非日常を存分に味わえる宿に泊まるのもいい。ここでは、意外な建物の中にあるホテルや、目の前に圧倒的な景色が広がる宿など、思わず「こんなところに?」と驚くような夢のロケーションの宿泊施設を紹介しよう。

宮城県 松島町
松島佐勘 松庵

松島佐勘 松庵は、宮城県 松島町のどかな田んぼ道を抜けた先にある、岬の一軒宿。客室の窓の向こうには、絵画のように美しい「日本三景・松島」が手の届きそうなほど近くに広がっており、絶景と波の音を贅沢に独り占めすることができる。

館内には絵画や骨董(こっとう)が飾られており、まるで小さな美術館を訪れたかのよう。2000冊を有する松島文庫から本を持ち出せば、海の見える窓辺で読書に没頭することも可能だ。夜になったらバーのさろんくらで、樽詰めの焼酎を注ぎながら、静かに流れる時間を楽しもう。

山梨県 小菅村
崖の家 

都心から車で2時間ほどの山梨県小菅村にある、2棟のコテージ。築100年を超える古民家をリノベーションしたこの宿が建っているのは険しい崖の斜面。それゆえ一切の人工物に邪魔されずに、四季折々の山の風景が楽しめる。

食事は、食材のみ提供される自炊スタイル。収穫体験や旬の食材セットで手に入れた地元の食材を、村在住のシェフによるレシピで調理し食卓を囲むことができる。部屋でのチェックイン、チェックアウト、オープンエアでのアクティビティ(農業体験)も可能とあって、時代に即した「3密」回避の旅行が楽しめるだろう。

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山梨県 富士河口湖町
風のテラス くくな

山梨県富士河口湖町にあるのは、全ての部屋から河口湖と富士山を望むことが可能な絶景のロケーションを持つ風のテラス くくな。テラスに出れば、河口湖の風をすぐそばで感じることができる。最上階の温泉施設にはパノラマ展望大浴場と、外縁が存在しないかのように見せかけたインフィニティー設計の露天風呂。湖との不思議な一体感を味わえるのが、たまらない。

館内には、鉄板焼きスタイルのレストランと、地元食材をコーススタイルで味わえるディナーレストランが併設。夕食時はぜひ、山梨甲州ワインや富士桜高原麦酒も一緒に味わってほしい。

島根県 奥出雲町
奥出雲多根自然博物館

島根県奥出雲町にあるのは、日本でも珍しい「泊まれる博物館」の奥出雲多根自然博物館。1、2階が化石や恐竜などを展示する博物館フロア、3階が図書コーナーを備えた談話室と宿泊施設のフロアになっている。ここに泊まるなら欠かせないのが、宿泊者限定の『ドキドキ・ナイトミュージアム』。薄暗い照明のなか夜の博物館を歩き回ると、恐竜の展示物が今にも動き出しそうでスリル満点だ。

客室はシンプルなものもあるが、博物館らしい『恐竜ルーム』がおすすめ。『仁多米』の土鍋炊きご飯で地元の特産品を味わう朝食、夕食も人気がある。さらに目と鼻の先にある温泉、佐白温泉長者の湯で美肌湯に浸りながら、奥出雲の四季折々の自然まで楽しめる満足度の高い一軒。

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長野県 美ヶ原高原
山本小屋ふる里館

長野県の美ヶ原高原山頂に、標高2000メートルから雲上の絶景を望める宿、山本小屋ふる里館がある。客室の窓の外には八ヶ岳や富士山が広がっており、展望風呂からは早朝に雲海が見られることも。

宿の自慢はなんといっても、宿泊者限定で朝と夜に開催される無料の絶景ツアー。『早朝美ヶ原絶景&雲海見学ツアー』では、山々が一番きれいに見える朝食前に絶景ポイントまで行き、息を飲むほど美しいアルプスの大自然や雲海を満喫できる。夜の『天体観測&バスのナイトツアー』は、地平線まで広がる満天の星を楽しめるのが魅力。大きな天体望遠鏡を使って、月のクレーターや、土星の輪まで観測できる本格派だ。

千葉県 市原市 
ザ バンブー フォレスト

ふれあい動物園サユリワールドに併設されているアニマルグランピング施設、ザ バンブー フォレスト。静かな竹林の中で動物や鳥の声に耳を澄ませながら宿泊できる、癒しの空間が広がっている。

客室は、キリンをイメージしたツリーハウス型ロッジ1棟、一面に広がる窓が開放的なグランピングドーム3基、玉ねぎ型のロータスベルテント2基の計6棟。キリン小屋のすぐそばで朝食を楽しめるオプションプランもあり、その場でキリンに専用の餌をやることができる。開園前のサユリワールドを貸し切りで散策できるのも、宿泊者ならではの特権だ。

※キリンとの朝食は10月末まで 

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青森県 弘前
ランプの宿青荷温泉

青森県の弘前駅から車で約1時間、市街から遠く離れた山間にある大自然の中の宿泊施設。電気やテレビはなく、携帯の電波も届かないため、夜はランプの温かい明かりと懐中電灯だけを頼りに過ごす「圏外の宿」だ。

客室は木造2階建ての本館と、青荷渓流を挟んで対岸にある離れ3棟。敷地内には露天風呂を含む四つの温泉があり、湯巡りも楽しみの一つである。紅葉シーズンには真っ赤なウルシや黄色のコナラが周辺を彩るこのロケーションで、日常と距離を置き、デジタルデトックスしてみるのもいいかもしれない。

京都府 亀岡市 
ドゥリムトン村

京都、亀岡市の峠のてっぺんで、イギリスの田舎をイメージした牧歌的な風景を楽しめるのがドゥリムトン村1ヘクタールにわたる村の奥側には、携帯の電波が届かない5棟のコテージが建っており、古き良き、温かみのある暮らしを体験できる。

村の入り口付近にはかわいらしい建物が並んでおり、そのうちの一軒は隠れ家のようなレストラン。フィッシュアンドチップス、ミートパイ、ローストビーフといったイギリス料理や、アフタヌーンティーが味わえる。イギリス直輸入のアンティークやヨーロッパ調の雑貨が並ぶショップもあり、滞在すれば気分はさながらイギリス旅行だ。

都内近郊で旅を楽しみたいなら……

  • トラベル

ホテルは自分一人ではなく、これまでに泊まってきた人々の記憶や記録をとどめているものだ。それが著名な人物であれば、ホテル自体が歴史の生き証人としてみなされることもあるだろう。

今回は東京都を中心にして、美食で知られる池波正太郎、新婚旅行で来日したマリリン・モンロー、映画人で没するまでホテル暮らしを続けた淀川長治らが愛したホテルを紹介する。

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東京から新幹線で約1時間強の好アクセスながら、山、海、温泉と三拍子そろう観光地として人気の熱海。そんな熱海で見つけた、昭和レトロ好きにはたまらないおすすめスポットを厳選して紹介。温泉や海鮮だけではない熱海の魅力を発見しよう。

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都心から1時間30分ほどで気軽に行ける箱根は、週末の小旅行にぴったりの場所だ。温泉に加え、桜の名所や美しい紅葉スポットなど、季節によっての見どころも多い。ここでは、定番スポットと、その近辺にひっそりと店を構えるディープなレストランやスナック、モダンな寄木細工が手に入るショップなど、箱根の隠れた名店もあわせて紹介する。

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「小川町」と言っても神田小川町ではない。今回フィーチャーするのは東武東上線の終点、埼玉県の比企郡の小川町だ。もともと和紙の里として、また酒造りの町として知られている。近年は、有機野菜の街としても注目されており、2020年は中止となったが、2014年からは『小川オーガニックフェス』を開催。東京からの移住者も増えている。

駅から少し離れればのどかな田園風景が広がっており、自然を満喫できるハイキングコースが整備されている。特急なら池袋から1時間強。東京メトロ副都心線とも直結しており、思い立ったら足を延ばせる気楽さもいい。 体が喜ぶものを食べに、小川町へ出かけてみてはどうだろうか。

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外出自粛が緩和され遠出への機運が高まるなか、「3密」を避ける意識からアウトドアアクティビティに注目が集まっている。しかしアウトドア初心者には、移動手段が限られたりテントやウエアなど専用ギアを集めたりと、少々ハードルが高いのが難点。

そんな人のために、ここでは、ギア収集も技術習得も必要のないグランピングを楽しめる都内近郊のスポットを紹介。家族や友人、恋人との夏の旅行計画にも、グランピングを提案してみてはいかがだろうか。

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