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ゴジラが破壊した東京のランドマーク

東京でゴジラが残した巨大な足跡をたどる

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これまでに、映画『ゴジラ』シリーズ28作品を製作してきた東宝が今夏公開する最新作『シン・ゴジラ』で、ついにゴジラが復活を果たす。脚本、総監督は『エヴァンゲリオン』シリーズなどを手がけた、庵野秀明。監督、特技監督は『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の樋口真嗣が務めた。映画界きっての人気怪獣の復活を祝して、ゴジラが長年にわたり足跡を残してきた東京のランドマークを紹介しよう。最新作『シン・ゴジラ』は、2016年7月29日(金)から劇場公開。

テキスト;Matt Schley

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東京タワー
東京タワー

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)、『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)

東京のアイコンであるエッフェル塔にも似た電波塔は、長年にわたって怪獣仲間のモスラやガメラから襲撃を受けてきた。しかし奇妙なことに、2003年まではゴジラによって深刻な被害を受けることはなかった。1958年に完成した東京タワーは、スカイツリーに高さで負けるかもしれないが、最高の場所にあり、展望料金もリーズナブル。巨大な怪獣たちが出現しないうちに足を運んでほしい。

国会議事堂

『ゴジラ』(1954年)、『キングコング対ゴジラ』(1962年) 、『ゴジラVSモスラ』(1992年) 、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003年)

ゴジラは日本を担う中枢に不親切だ。シリーズ1作目から何度も破壊を繰り返してきた。1936年に完成した国会議事堂は、第2次世界大戦の攻撃や、2003年の雷直撃を受けながらも、圧倒的な強さで生き残ってきた。豪華な装飾が施された天皇陛下御休所を含め、建物の一部の見学ができる。

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『ゴジラVSモスラ』(1992年)

世界最大級の観覧車は、1992年の映画『ゴジラVSモスラ』の終盤で破壊される。横浜みなとみらいにある遊園地「コスモワールド」のシンボルとなっている大観覧車からは、東京湾を眺望でき、天気が良ければ富士山も見える。

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銀座和光
銀座和光

『ゴジラ』(1954年)

シリーズ初期にゴジラの標的の1つとなったのが、高級ショッピングエリアの銀座に昔からシンボルとして建っている和光ビル。1932年に建てられた有名な時計塔を有する建物は、第1作目で巨大なイモリのような怪獣によって破壊された(ゴジラは歴史に敬意を払わないらしい)。和光は、高級時計、宝飾品、室内装飾、その他にも銀座ならではの高級品を取り扱っている。ゴジラが良い保険に加入していることを願おう。

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ゴジラのオブジェ

60年以上日本で最も有名な怪獣として君臨しているだけに、東京にはゴジラをたたえるオブジェがいくつかある。最大かつ最新のオブジェは、新宿の歌舞伎町に佇んでいる。映画館やホテルが入った複合施設の新宿東宝ビルを見上げれば、巨大なゴジラヘッドがのぞいているはず。ホテルの一室には、ゴジラの世界観を再現したゴジラビュールームもある。

銀座にある日比谷シャンテにも、約1.2mと控えめなサイズのゴジラ像がある。このゴジラは、映画館前の広場を見守っている。

観光客とは少々異なる方法でゴジラを堪能したいマニアは、世田谷区にある東宝スタジオで、ゴジラの巨大壁画、全高2mのゴジラのブロンズ像を見に行ってみてはいかがだろう。最寄り駅から徒歩10分ほど(ゴジラにとっては3歩ほどだろうか)。

ひと味違う映画館に行く

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映画を観たいときは、作品ありきで近所の上映館を探す。目当ての作品を観終えたら、劇場を後にする。しかし、映画館だって、DJバーやブックカフェのように、なんとなく居座ってみたり、訪れることそのものを目的にしたり、仲間と入り浸る口実に使えてもいいはずだ。  本記事では、東京近郊に点在する個性際立つミニシアター5軒を紹介。いずれも、プログラムから上映スタイル、内装まで、独自の営業方針でメッセージを発し、映画を通した人々の交流空間として、新しい映画鑑賞の形を提示している劇場だ。地元住民でない限り行きつけにするには少々遠方だが、小旅行の目的地と思って訪ねてみれば、素敵な出会いが待っているに違いない。
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