Mio Hirota/Netflix
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Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」山田孝之、満島真之介インタビュー

シーズン2の制作も決定、『全裸監督』出演者に聞く日本のポルノ業界

Phavitch Theeraphong
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タイムアウト東京 > 映画 > インタビュー:山田孝之×満島真之介

日本は独特で風変わりな文化があることでも世界に広く知られている。それは成人向けの作品についても同様で、世界中の人々の情熱と欲望を満足させてきた。日本のポルノは変態的で服従的、そしてロールプレイが中心だ。これは、一般的な日本人の保守的態度と非常に相反している。そして、日本のポルノ産業が世界で主導的な地位にあるのは「AVの帝王」と呼ばれる村西とおるのおかげだ。村西には猛烈な想像力と革新的なビジョンがあり、1980年代に日本のアダルトビデオのさまざまなブランドを築いた。

2019年8月8日から配信がスタートしたNetflixオリジナル作品『全裸監督』は、山田孝之を主役に迎え、満島真之介、玉山鉄二ら実力派の俳優陣が出演。世界のポルノ産業に革命を起こした村西の遍歴を描く。ここでは、タイムアウトバンコクが山田孝之と満島真之介に「日本のポルノ」について尋ねたインタビューを紹介する。

『全裸監督』/Netflix

ドラマ『全裸監督』のモデルであり、山田さんが演じた村西とおるについてどう思いますか。

山田:村西さんは自己中心的で、自分のために多くの人を働かせていました。でも、独特で想像力豊かなアイデアをたくさん持っていて、これまで誰もやったことがないことに挑もうとします。彼はポルノを地下産業から、社会に受け入れられるエンターテインメントという形に変化させた人物です。でも本当にイカれていると思います。

満島:村西さんは偉大な監督だと思います。そして、優れたチームリーダーで、同じ関心を持っている人々を引きつけるカリスマ性を持っています。人にインスピレーションを与えて、規範とか社会慣習によって抑圧されていた欲望や情熱を表現するよう背中を押してくれるヒーローだと言えます。

実際に村西さんに会ったと聞いたのですが、Netflixが自分の人生に基づく番組を製作していると知ったとき、彼はどう感じていたのでしょうか。

山田:物議を醸すような自身の人生がドラマ作品になるということに、彼はとても前向きでした。このプロジェクトは日本でも普通ではありません。普通は実在の人物に基づく映画を作るのは死後のことだからです。でも村西さんはまだ生きています。だからすごく画期的ですね。

『全裸監督』/Netflix

日本のポルノ作品が独特な理由はなんだと思いますか。

満島:日本のポルノは、月並みな展開になりがちな海外のポルノと比べて、ふざけていて遊び心があるんじゃないでしょうか。日本人はいろいろな道具やおもちゃをよく使います。

山田:日本の主要な輸出製品は自動車だと思っている人が多いと思いますが、実は最も生産しているものの一つがポルノです。私はこれまで海賊版のポルノを無料で見ていたのですが、本作に出演して、ワンシーンを撮影するために多くの人の努力が必要だということを知りました。それからは、ためらわずにお金を払っています。ポルノを撮るのは本当に大変なことなんです。

本作には多くの露骨な性的なシーンが含まれていますが、撮影中は気まずくありませんでしたか。

山田:確かに劇中では何度も裸になりました。ときには朝から晩まで異性の役者さんと一緒に裸でいることもありました。緊張すると思っていましたが、そういう状態が普通になってくると何も感じなくなりました。実際、まったく気まずくありませんでした。演じているとき私は村西になっているからです。私は私自身ではありませんでしたので。

『全裸監督』/Netflix

森田望智が演じたヒロインの恵美(後の黒木香)は、アダルト業界に関わることを選択している人物の代表です。業界における女性の役割について少し聞かせてください

山田:日本のポルノ業界では、生きる上でほかの選択肢がなかったために出演する女性がいます。しかし、自由意志でこのキャリアを選ぶ人もいます。この業界に魅了されて、常にこの業界に関わることを夢見ている人も。また、もともと有名女優だったけれどキャリアに行き詰まってポルノ女優になる人もいます。それと同様に、日本ではポルノ女優が映画やテレビ番組で活躍している人もいます。

Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』は2019年8月8日より配信中、シーズン2の制作も決定した。

『全裸監督』公式サイトはこちら

原文はこちら

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映画「タロウのバカ」、主演のYOSHIと監督の大森立嗣にインタビュー
映画「タロウのバカ」、主演のYOSHIと監督の大森立嗣にインタビュー

大森立嗣(映画『日日是好日』『光』)による本作『タロウのバカ』は、表の社会を避け、ヤクザ、犯罪、セックス、暴力に満ちた世界に堕ちていくタロウと、その友だちエージ(菅田将暉)、スギオ(仲野太賀)の生活を描く。大森は、若者たちの生き様を毅然と描き、見やすいシーンばかりではないのに、目を向けずにはいられないような作品に仕上げた。そして、学校に通ったことがなく本名さえ分からないタロウ役を、今作で俳優デビューとなるYOSHIが演じ、ベテラン俳優に匹敵する複雑で難しい演技を披露している。何に触発されてこの日本社会の暗の部分を探ることになったのか、監督の大森とYOSHIと語り合った。

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