2019年下半期に見たい映画10選

ギャスパーノエの新作やライオンキング実写化、手塚治虫の問題作など……

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2019年下半期も素晴らしい作品が公開される。ディズニーが名作を実写映画化した『ライオンキング』をはじめ、SF超大作の『スター・ウォーズ』や、人気シリーズ『トイ・ストーリー』の新作など、今から待ち遠しい大作が続々と控えている。もちろん大作だけではなく、良質な邦画やインディーズ作品も見逃せない。本記事では、タイムアウトロンドンが選んだ『2019年の注目映画』記事に、タイムアウト東京が注目する邦画作品を加えて紹介する。リストをチェックしながら公開を待とう。

1. トイ・ストーリー4

2019年7月12日公開

監督:ジョシュ・クーリー

予想以上に待ち望むファンが多い『トイ・ストーリー』シリーズの第4作。ウッディ、バズ、ボー・ピープたちが帰ってくる。ピクサーのストーリーボード アーティストであるジョシュ・クーリーが監督を務めた本作には、新キャラクター「フォーキー」などが登場する。2019年、大学生になったアンディと再会の時が来た……。

2. ライオン・キング

2019年8月9日公開

監督:ジョン・ファヴロー

多くの人々から愛される、あのアニメーションがフルCGでリメイク。声優には、ドナルド・グローヴァーとビヨンセが抜てきされ、ハリウッドの視覚効果業界の精鋭たちの手で素晴らしい作品に仕上がったようだ。公開を待ちきれないのなら、ひとまず「ハクナマタタ!」とつぶやいておこう。

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3. ロケットマン

2019年8月23日公開

監督:デクスター・フレッチャー

エルトン・ジョンの半生を描いた伝記映画。本作にはいびつな部分もあるが、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のような存在になるだろう。エルトン・ジョン役をタロン・エガートン、彼のソングライティング・パートナーのバーニー・トーピン役をジェイミー・ベルが演じる。

4. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2019年8月30日公開

監督:クエンティン・タランティーノ

クエンティン・タランティーノが手がけるクライム映画。本作は、1969年にカルト集団のマンソン・ファミリーが起こした殺人事件を背景にしながら、ハリウッドで展開される不気味なストーリーを描く。レオナルド・ディカプリオが映画ビジネスで成功を目指す俳優を演じ、ブラッド・ピットが彼のスタントマンを演じる。

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5. タロウのバカ

2019年9月6日公開

監督:大森立嗣

生まれてから一度も学校に行ったことがない少年タロウと、その仲間の少年エージとスギオが繰り広げる青春映画。主演は演技未経験のYOSHIが務めた。そして、菅田将暉と太賀が脇を固める。映画『万引き家族』などと共通する、現代の日本が抱える隠れた貧困問題を過激に切り取った作品だ。

6. アス

2019年9月6日公開

監督:ジョーダン・ピール

映画『ゲット・アウト』で、昨年話題をさらったジョーダン・ピールの最新ホラー作品。鑑賞に備えて、予定とTwitterのフィードを空けておこう。秀逸なデビュー作(『ゲット・アウト』)と同様、ショッキングな内容に人種差別問題を織り交ぜた作品になるはずだ。

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7. ジョーカー

2019年10月4日公開

監督:トッド・フィリップス

ホアキン・フェニックスがジョーカーを演じるダークなスピンオフ作品。ホアキン・フェニックスは調子の狂ったキャラクターを演じる名人だが、DCコミックスで人気の悪役ジョーカーほど調子の狂ったキャラクターもなかなかいない。 やや小規模な映画ではあるが、ジョーカーのルーツを描く。

8. CLIMAX クライマックス

2019年11月1日公開

監督:ギャスパー・ノエ

1990年代を舞台にした「テクノ ミュージカル」作品。閉鎖された元寄宿校に、20人を超えるダンサーが集まり、その打ち上げで飲んだサングリアに何者かがLSDを入れたことにより、ダンサーたちが地獄と天国を見るというストーリーだ。サウンドトラックには、物語のキーとなる「サングリア」をタイトルにしたトーマ・バンガルテルの新曲や、エイフェックス・ツインの「Windowlicker」などが使われている。

2018年のカンヌ映画祭の非公式部門「監督週間」で初公開され、この部門の最優秀賞「Noéthe Art Cinema Awardを受賞した。

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9. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

2019年12月20日公開

監督:J・J・エイブラムス

超大作シリーズ『スター・ウォーズ』の最新作では、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の1年後が描かれる。ライトサイドとダークサイドの戦いが再び始まる。ストーリーはベールに包まれているが、ビリー・ディー・ウィリアムズがマントをまとった宇宙の悪党、ランド・カルリジアン役で復活を果たす。

10. ばるぼら

2019年公開

監督:手塚眞

生誕90年を迎えた漫画家、手塚治虫の問題作『ばるぼら』が実写映画化。主演は稲垣吾郎ヒロインを二階堂ふみが演じる。手塚の長男、手塚眞が監督を務めた。『ばるぼら』は、1973年に手塚が発表したカルト的人気作で、芸術やエロス、オカルティズムなどのタブーが題材となっている。

2019年上半期公開を振り返る……

ダンボ

2019年3月29日公開

監督:ティム・バートン

今まで、空飛ぶゾウを実写で見たことがあるだろうか。ディズニーが1941年に制作した、不朽のアニメーションを実写映画化した本作では、それを見ることができる。足を踏み鳴らす小さな哺乳動物がサーカスに加わる物語を、ティム・バートンがゴシックなタッチで描き、ダニー・エルフマンがひねりの効いた音楽で彩りを添える

名探偵ピカチュウ

2019年5月公開

監督:ロブ・レターマン

世界的な人気を誇る日本発のゲーム『ポケットモンスター』。初の実写映画が完成した。ふわふわした愛らしいピカチュウを映画『デッドプール』シリーズに出演する、ライアン・レイノルズが演じるほか、ビル・ナイやリタ・オラ、スキ・ウォーターハウス、渡辺謙らも参加している。

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アベンジャーズ/エンドゲーム

2019年4月26日公開

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ

今年一番の超大作といえるであろう『アベンジャーズ/エンドゲーム』。前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で描かれたサノスの悪行による影響が世界に広がり、最大級の死者数が出る作品となるだろう。マーベルのスーパーヒーローの精鋭たちが全権力を掌握する巨人を倒すことに失敗するなら、誰がそれを達成できるのだろうか。誰か「バナナマン(イギリスのスーパーヒーローのパロディコミックに登場するキャラクター)」を呼んでみてほしい。

メン・イン・ブラック : インターナショナル

2019年夏公開

監督:F・ゲイリー・グレイ

映画『メン・イン・ブラック』シリーズに継続して出演していた、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズは本作から外れた。新作では、クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンが登場。『メン・イン・ブラック』シリーズに大きな変化が起きるということが予測できる。

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チワワちゃん

2019年1月18日公開

監督:二宮健

漫画家の岡崎京子が1994年に発表した『チワワちゃん』を実写映画化。SNSが普及した現代の東京が舞台となり、門脇麦や成田凌、玉城ティナ、村上虹郎らが演じる若者たちの青春を描く。

新宿タイガー

2019年3月22日公開

監督:佐藤慶紀

新宿の街で、トラの面とピンク色のファー、そして派手な衣装をまとった人物を見かけたことがあるだろうか。彼の名は、通称「新宿タイガー」。知る人ぞ知る新宿のシンボル的存在だ。本作では、死ぬまでタイガーとして生きることを決意した経緯を紹介するとともに、彼を通して新宿という街の魅力に迫る。

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サムライマラソン

2019年2月22日公開

監督:バーナード・ローズ

日本のマラソンの発祥と言われる史実『安政遠足(あんせいとおあし)』を題材に執筆した小説『幕末まらそん侍』が映画化。主演の佐藤健をはじめ、小松菜奈、森山未來、染谷将太らが登場。映画『おくりびと』の中沢敏明が企画とプロデュースを手がけた。

麻雀放浪記2020

2019年4月5日公開

監督:白石和彌

戦後復興期のドヤ街を舞台に、賭博麻雀を題材にした阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』を原案とした映画。東京オリンピックが中止になり、失業者と老人があふれる2020年を舞台に、1945年からやってきた主人公の坊や哲らの麻雀での死闘を描く。

2018年を振り返る……

  • 映画
2018年に公開が待ちきれない映画20選
2018年に公開が待ちきれない映画20選

野心的な大作や、奇妙な続編、インディーズ作品など、2018年も様々な映画が上映される。本記事では、タイムアウトロンドンで紹介された『2018年の注目映画17選』に、タイムアウト東京が注目する作品を加えて20本紹介する。

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