市川 孝 空想民族的道具考 茶の解放
市川孝「空想民族的道具考 茶の解放」
市川孝「空想民族的道具考 茶の解放」

東京、9月21・22・23日に行きたい無料のアートイベント3選

ピクセルアート、先端建築、茶の世界と異なるジャンルを楽しんで

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ここでは、9月21日(土)から23日(月)の3連休に、東京で開催される無料アートイベントをピックアップ。渋谷・原宿周辺での世界最大規模のピクセルアートの祭典、「21_21 DESIGN SIGHT」での現代イタリアを代表する建築家・デザイナーのミケーレ・デ・ルッキの展示、青山「センター フォー コズミック ワンダー」での陶芸家・市川孝の新作展と、ユニークなイベントをセレクトした。

3連休を芸術の秋で盛り上げてほしい。

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  • アート
  • 渋谷

渋谷・原宿周辺で、2017年から毎年開催されている世界最大規模のピクセルアートの祭典「SHIBUYA PIXEL ART 2024」が開催。「Bit Valley, Bit Flowers」をテーマに、総勢100人以上のピクセルアーティストやライブパフォーマーが参加し、企画展・フェア・トークショー・音楽ライブなどの全10本のプログラムが展開される。

今年は、9月に開催される世界最大級のゲームの展示会「TOKYO GAME SHOW 2024」の開催に合わせ、過去最大規模となる。

「ピクセルアートコンテスト」の受賞ノミネート作品およそ50点が、渋谷・原宿周辺100カ所のデジタルサイネージや巨大スクリーンに登場し、ピクセルアートで街を彩る。また、コンテスト授賞式は、2024年9月29日(日)に、「渋谷サクラステージ」の「ヨンマルヨンノットファウンド(404 Not Found)」「リ サーチ(re-serch)」で行われる。

会場はそのほかに、「サックス(SACS)渋谷」「オールデイプレイス渋谷(all day place shibuya)」2階、「東急プラザ表参道(オモカド)」など、全7会場だ。オリジナリティーあふれるピクセルアートの祭典で、お気に入りの作品を見つけてみては。

各会場のチケット情報・開館時間・休館日はそれぞれ異なるので、公式ウェブサイトを確認してほしい。

  • アート
  • 六本木

「21_21 DESIGN SIGHT」で、現代イタリアを代表する建築家・デザイナーでアーティストのミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)の展示が開催。デ・ルッキの創作活動の一つである彫刻『ロッジア』シリーズの新作3点が日本初公開となる。

デ・ルッキは、ヨーロッパの家具デザインや多様な建築プロジェクトを実現させながら、20年以上にわたり、ドローイング、絵画、木彫のオブジェ・模型の制作に取り組んでいるイタリアの巨匠。制作活動は、建築形態の本質を追求する原動力となっている。

会場では、日本とイタリアの建築文化を融合させた木製3点、ブロンズ製3点の『ロッジア』が展示。本作は、日本の茶室を連想させると同時に、建物の内と外との間に連続的な空間を作り出そうと試みる、現代の先端建築を想起させる。


デ・ルッキの哲学が詰まった特別な空間へ足を運んでほしい。

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  • アート
  • 青山

青山の「センター フォー コズミック ワンダー(Center for COSMIC WONDER)」で、陶芸家である市川孝の「空想民族的道具考 茶の解放」展を開催。野外に茶の世界を持ち出そうと市川が作り上げた「茶車」シリーズである本展では、これまでの茶道具が一堂に集結し、今夏に市川が訪れた中国・貴州での茶の体験から生まれた新作も発表する。

茶そのものの概念を解き放ち、独自の新しい景色を見せる市川。茶道具の展開から茶を中心とした「人の植物利用」に向き合うと、茶外茶、野草茶、薬草茶、少数民族のお茶などへと関心を広げる。干したり、いったりと、植物に関する行為に目を向けるようになり、そのための道具を作ってきた。

オープニングイベントでは、福岡を拠点に野の茶の活動をする「野草宙」と市川の初のコラボレーション茶会「ノノ茶会」が行われる。料金は1万8,000円(税込み)で、オンラインストアから予約が必要だ。また、入館制限や整理券を配布する日があるので、各日程の詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。

本展を通じ、ここだけに存在する野の花の生命エネルギーや植物の力を感じてみては。

より秋を楽しむなら・・・

  • アート

アートにあふれる街、東京。本記事では、残暑に負けず出かけたくなる無料のアートイベントを紹介する。

東アジアの写真芸術を広く取り扱ってきた「禅フォトギャラリー」の開廊15周年を記念した展覧会をはじめ、19世紀の写真技法「アンブロタイプ (ambrotype) 」を用いた山本昌男の個展、英語圏における最古の公共図書館である「チータムズ図書館」など歴史的建造物を題材にした寺崎百合子の個展など、入場無料で楽しめるギャラリーや美術館の展示を揃えた。ぜひチェックしてみてほしい。

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