五感でアニメを味わうスポット12選

あの名作の世界へ……アニメ、漫画にまつわるミュージアムやアトラクション

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近年「異世界転生」というジャンルがアニメや漫画ではやっている。しかし、どんなに現実が辛くても、どんなに神に願っても、剣と魔法とモンスターがあふれる世界や、美少女やイケメンから告白されまくるハーレム空間へ飛び移ることはできない。「あのアニメの世界へ行くことができたなら……」そんな願望を叶えてくれるようなミュージアムが、東京にはたくさんある。ここでは、作品世界に浸れるアトラクション要素多めなスポットや、作品の設定資料、歴史などを学べる博物館的場所など、アニメや漫画の世界を楽しめるミュージアムとシアターを紹介する。

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  • ミュージアム
  • 荻窪
杉並アニメーションミュージアム
杉並アニメーションミュージアム

日本のアニメーションの歴史やこれからのアニメを学び、体験することができるミュージアム。館内にはアニメシアター、アニメライブラリー、企画展ブース、ワークショップスペースなどがあり、アフレコ体験、アニメ制作の過程を直接体験できる参加型展示、新しいアニメ情報を盛り込んだ企画展などが行われている。 

  • ミュージアム
  • 桜新町
長谷川町子美術館
長谷川町子美術館

漫画『サザエさん』の作家、長谷川町子がコレクションしていた絵画や陶芸などの美術品と、漫画の原画、菊人形を所蔵。定期的に企画展を開催し、サザエさんにまつわる展示や、収蔵コレクションなどを公開している。館内にある売店では書き下ろしの挿絵が入ったポストカードや文房具、雑貨、菓子など、いずれもレトロなデザインのサザエさんグッズを販売している。

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  • アート
  • 吉祥寺
三鷹の森ジブリ美術館
三鷹の森ジブリ美術館

『となりのトトロ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』など、日本で最も人気のあるアニメーション作品を生み出してきた、宮崎駿が館主を務める三鷹の森ジブリ美術館。トトロが出迎えてくれる入口や、屋上には佇む巨神兵などジブリの世界を楽しめる。また、ミニシアターが館内にあり短編アニメーションが上映されている。2016年7月にリニューアルを行い、外壁などを開館当初の色合いに回復させた。 

  • アトラクション
  • 神奈川
藤子・F・不二雄ミュージアム
藤子・F・不二雄ミュージアム

『ドラえもん』、『パーマン』、『キテレツ大百科』、数々の名作を生んだ漫画家、藤子・F・不二雄(本名:藤本弘)の手による原画を中心とした展示が行われるミュージアム。このほか、各キャラクター達に出会える“はらっぱ”や、作品にちなんだオリジナルメニューが用意されたカフェ、魅力的なグッズやお土産が用意されたショップ、愛用の机や資料を展示した「先生の部屋」、そしてまんがコーナー、キッズスペースなども併設されている。 

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  • ミュージアム
  • アート&デザイン
  • 青梅
青梅赤塚不二夫会館
青梅赤塚不二夫会館

漫画家、赤塚不二夫の世界を楽しめる記念館。外科医院として使われていたという瓦屋根のレトロな建物を利用し、2003年にオープンした。館内には、赤塚ら同世代の漫画家が暮らしたことで知られるトキワ荘をイメージしたスペースや、青年時代から最近に至るまでの赤塚を紹介する写真パネル、漫画の直筆原稿などが展示。「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」など、アニメとしても親しまれた作品やキャラクターの貴重な資料を見ることができる。赤塚の愛猫、菊千代のコーナー『バカ田神社』、「おそ松くん」の人気キャラクター、イヤミの黄金の像など、赤塚ワールド全開なユーモアあふれる展示も多い。売店コーナーは誰でも入ることができ、赤塚作品のグッズはもちろん、青梅土産も販売されている。なお、青梅市は「昭和の街」をテーマに街づくりを進めており、同館の隣には昭和レトロ商品博物館、向かいには昭和幻燈館が立ち並んでいる。3館共通のチケット『昭和を巡る3館めぐり券』(800円、中学生・小学生450円)と使えば、青梅市のノスタルジックな昭和の雰囲気を存分に楽しむことができそうだ。  

  • ミュージアム
  • 豊島区
豊島区トキワ荘通りお休み処
豊島区トキワ荘通りお休み処

かつて豊島区に存在し、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫ら数々の大物漫画家が居住していたことで知られるアパート、トキワ荘の一部を再現した漫画文化の発信施設。1階にはたくさんの漫画家のサイン色紙や寄せ書きが飾られ、トキワ荘関連の本やトキワ荘に住んだ漫画家たちの作品を閲覧できるコーナーを設置。グッズの販売も行っている。2階は展示スペースとなっており、トキワ荘のリーダー的存在だった寺田ヒロオの部屋をリアルに再現したコーナーが設置され、寺田の愛用品も見ることができる。漫画家のサイン会や漫画に関する展示なども定期的に開催。周辺にはトキワ荘にちなんだ観光スポットも点在しているので、漫画家たちのかつての暮らしに思いをはせながら、周囲を巡るのもよいだろう。

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  • Things to do
  • 飯田橋
1番札所
1番札所

2019年2月に飯田橋にオープンした、アニメ聖地の観光を促す案内所。手掛けたのは、訪日観光客の誘致促進を目指すアニメツーリズム協会だ。1番札所では、アニメの聖地を一同に紹介する大型パネルの展示や、アニメ聖地の地域情報を発信していく。そのほか、期間限定の企画展も開催する。

  • アトラクション
  • テーマパーク
  • 芝公園
東京ワンピースタワー
東京ワンピースタワー

2015年3月にオープンしたアニメ『ONE PIECE』の魅力を堪能できる大型テーマパーク。漫画原作者、尾田栄一郎がストーリーを完全監修したライブショー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION「PHANTOM」』、巨大3面スクリーンで、オリジナルストーリーのアニメーションを体感できる『ルフィのエンドレスアドベンチャー』などのアトラクションに加えて、キャラクターにちなんだメニューが提供されるレストラン、オリジナルグッズが買えるショップなども展開。ファンならずとも楽しめる施設となっている。

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  • ミュージアム
  • 映画&テレビ
  • 渋谷
東京アニメセンター in DNPプラザ
東京アニメセンター in DNPプラザ

2017年7月まで秋葉原UDXで運営していた東京アニメセンターが、市ヶ谷のDNPプラザに移転。海外からも注目を集める「クールジャパン」なアニメ文化の発展を目指し、展示体験、物販、イベントなどを行っている。常設展示や企画展に、DNP(大日本印刷株式会社)の最新技術を活用したAR、VR体験、アニメ関係のライブやイベントなどが楽しめる。企画展と連動したオリジナルグッズなどの販売も行われる。

  • ミュージアム
  • アート&デザイン
  • 練馬
東映アニメーションミュージアム
東映アニメーションミュージアム

1956年の創立以来、数々の名作アニメを世に送り出してきたアニメ製作会社、東映アニメーションの歴史と作品に触れることができるミュージアム。2018年7月、同社の大泉スタジオ内にオープンした。館内には、東映アニメーションが製作した作品を検索し、映像も見られる巨大なタッチパネルモニター、作品の設定資料、原画、セル画の展示、アニメができる仕組みが学べる仕掛けなどが用意されている。1969年に公開された劇場長編アニメ『長靴をはいた猫』の主人公であり、同社のシンボルマークともなっている『ペロの噴水』や、『プリキュアオールスターズ』『おしりたんてい』『ドラゴンボール』などのフォトスポットもある。ショップでは、プリキュアを中心に東映アニメーション作品のグッズを販売。アニメキャラクターのぬいぐるみが入ったボールプールやおもちゃコーナーもあり、小さな子供を連れたファミリーから大人のアニメファンまで楽しめる内容だ。

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  • 映画館
  • 新宿三丁目

2018年7月28日にアニメ専門劇場となった『角川シネマ新宿』が、『カフェ&ギャラリー』を新設し、2018年12月22日より『EJアニメシアター新宿』と名称を変えてグランドオープン。施設名につく「EJ」は「Entertainment Japan」の意味で、日本のエンターテインメントを世界へ発信する基地を目指す。『カフェ&ギャラリー』では、上映作品に関する展示、グッズ販売、イベントを行うことができ、アニメ映画の世界をより深く楽しめそうだ。

  • ミュージアム
  • 池袋
ナンジャタウン
ナンジャタウン

池袋のサンシャインシティ内にある屋内型テーマパーク。13のアトラクションのほか、ご当地餃子が食べられる『ナンジャ餃子スタジアム』や、かわいらしくデコレーションされたデザートを味わえる『福袋デザート横丁』など、フードをテーマにしたエリアも充実している。人気アニメとタイアップしたイベントも定期的に開催。人気作から過去の名作まで、幅広くコラボレーション。ミニゲームやグッズ販売、コラボフードなどを楽しむことができる。  

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