虎ノ門「アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ」で、写真家ソール・ライター(Saul Leiter)の展示が開催。ソール・ライター財団監修の下、没後に発見されたカラーポジフィルムから新たにプリントされた作品44点を日本で初めて展示する。
ニューヨークの街中に潜む色彩と詩情に満ちた小さな断片を写し取るライター。1950年代からファッションフォトグラファーとして活躍しながら、50代で表舞台から完全に姿を消し、自らの美意識に淡々と従って生きていた。
2006年に刊行した初の写真集『Early Color』で、80代のライターは「カラー写真のパイオニア」として再び注目され、2013年に没した後もその評価はさらに高まり続けている。
ライターが生み出した唯一無二の色彩の世界を存分に堪能してほしい。