Thirteen Paintings
「WADE GUYTON – THIRTEEN PAINTINGS」エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2024) Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton
「WADE GUYTON – THIRTEEN PAINTINGS」エスパス ルイ・ヴィトン東京での展示風景(2024) Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton, Paris Photo credits: © Jérémie Souteyrat / Louis Vuitton

東京、12月に行くべき無料のアート展12選

陶器、抽象絵画、映像、インスタレーションなど、入場無料のアート展を紹介

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ここでは12月に開催する無料のアート展を紹介したい。杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太の3人のアーティストによる「UNSOLD UNSOLD」展や、虎ノ門「アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ」でのソール・ライターの写真展、ロエベとのコラボレーションが大きな話題となったスナ・フジタの展示・抽選販売など、入場無料で鑑賞できるアート展を揃えた。冬のアート巡りを楽しんでほしい。

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  • アート
  • 表参道

「エスパス ルイ ヴィトン東京」で、アメリカのアーティスト、ウェイド・ガイトン(Wade Guyton)の個展が開催。13点の絵画から成る作品『Untitled』(2022年)が世界初公開される。

写真や彫刻、映像、書籍、ドローイングなどのさまざまなメディアと素材を用い、厳密なコンセプトに基づく作品群で知られるガイトン。2000年代初頭からニューヨークの若手アートシーンで中心的存在となった彼は、絵画と抽象から距離を置くことで、既存のカテゴリーに収まらない在り方を追求し続けている。

今回の作品は、絵画の伝統的な構造や言語に準じながらも、従来の手法や様式を大きく改変している。唯一無二の作品世界を堪能してほしい。

  • アート
  • 代官山

代官山の「アートフロントギャラリー」で、川俣正の個展が開催。フランスを拠点に活動する川俣の、2024年の活動を一挙に紹介する。

今回、「代官山ヒルサイドテラス」に、近年世界各地で高い評価を得ているプロジェクトシリーズを展開した。ギャラリー前の樹木には最新作の『Tree Hut』を、建物のベランダには鳥の巣をイメージした『Nest』を設置している。  

また、写真などによるプロジェクト記録展示に加え、「大地の芸術祭」の『snow fence』、「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」の『六甲の浮き橋とテラス』、京都での『夢浮橋ワーク・イン・プログレス2024』など、2024年の各プロジェクトの模型やマケットも展示・販売する。 

世界を舞台に活躍する川俣の今年の活動を見尽くしてほしい。

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  • アート
  • 丸の内

「インターメディアテク」で、 「in Vitro? in Vivo! – 写真家 立木義浩 ✕ 東京大学」が開催。写真家の立木義浩が撮影した、「東京大学総合研究博物館」に収集された学術標本群の写真作品が並ぶ。

タイトルのin Vitroは「試験管内」、in Vivoは「生体内」を意味し、生理学において人工的環境下で行われる反応系と、実際の生体内で起こる反応系を指す。博物館の標本群は封じ込められた「モノ」である一方、展示され、写し出されることで、再び生きた存在へと戻っていく。 

立木の写真の中で、体温を持たないはずの被写体は、そこでしか見せない表情を醸し出しているように見えるだろう。

  • アート
  • 江東区

「ギャラリーエークワッド」で、「東京子ども図書館」の50周年を記念した「本とおはなしの楽しさを子どもたちに 松岡享子からの贈り物」展が開催。同館の創設者であり、絵本の翻訳や創作に寄与した松岡享子(1935〜2022年)の歩みを追う。

戦後、アメリカで児童図書館員の仕事を学んだ松岡は、同館の前身の一つである「松の実文庫」を中野の自宅に開く。また、「ユネスコ・アジア太平洋地域共同出版計画」の編集委員や「国際アンデルセン賞」の選考委員を務めるなど、世界の子どもたちへもそのまなざしを向けた。

本展では、その人物像や暮らしぶり、人々とのつながりが生んださまざまな名作などを紹介する。子どもの心に向き合い、温かな物語を語り継いだ松岡からの贈り物に触れてほしい。

12月の予定を立てるなら・・・

  • Things to do
  • イベント

本格的に寒くなるこの季節に出かける場所といえば、室内で楽しめる映画館が思い浮かぶ人が多いかもしれない。2024年12月は、いつもとは少し違う映画体験ができるイベントがめじろ押しだ。

約60もの貴重なドキュメンタリー映画が楽しめる映画祭や、現役の日芸生による映画祭、普段観る機会のないパイロットフィルムが楽しめる上映会や、若手映画監督によるショートフィルムのグランプリを決めるイベントなど、個性豊かなシネマフェスティバルを5つを紹介する。

普段は観ることのできない映画が勢ぞろいするイベントばかりなので、寒さに負けず、家から飛び出そう。

 

  • アート

この冬、東京にあらゆるミュシャ作品が大集合している。「そごう美術館」での、ミュシャのポスターからデザインまでの仕事を集めた展示や、渋谷「ヒカリエホール」のミュシャの作品世界に包まれる没入体験展覧会など、ここではミュシャだけに特化した展示を集めた。新たなお気に入りのミュシャを見つけてほしい。

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