「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」
画像提供:ゴジラ・THE・アート展 広報事務局 | 「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」
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5月から6月に行くべきアニメ展示

ヒロアカやゴジラ、ガンダムなど注目の展覧会

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2025年5〜6月にかけて、人気アニメや有名漫画の展覧会が多数開催される。大ヒットコミック『僕のヒーローアカデミア』の完結記念展や、ゴジラの生誕70周年記念展など、注目のイベントが続く。

緻密で繊細な原画を楽しんだり、制作秘話をのぞいたり、空想の世界を自由に楽しもう。濃密なアニメ展示を体感してみては。

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  • アート
  • 六本木

漫画家・手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった名作『火の鳥』の大型展覧会が「東京シティビュー」で開催。本作は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥「火の鳥」を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編だ。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを表現した世界観は、今もなお人々を魅了し続けている。

本展では生物学者の福岡伸一が企画監修を担い、この壮大な叙事詩を生命論の視点から読み解いていく。展示会場は、プロローグから始まり、3章立てで構成。原画を中心に、映像、関連資料、作品の世界観を表現したグラフィックなど、計800点以上を展示する。

エントランス展示「プロローグ 火の鳥・輪廻シアター」も見どころだ。展望台の窓面、複数の大型モニター、床面全てを通して映像が展開され、漫画と眺望が融合した新感覚の没入体験を実現させている。

また、本展では未完に終わった物語の結末について、福岡がさまざまなヒントをもとに一つの答えを導き出している。本展でしか知り得ない結末が見たいなら、ファンは足を運ぶしかないだろう。

  • アート
  • 六本木

映画の枠を超えた多様なアートによってゴジラを表現する展覧会が開催。現代に生きる国内外のアーティストたちが「ゴジラとは、何か。」という問いに対し、自身の答えをアート作品として展示する。

これは、2024年に70周年を迎えたゴジラを祝して立ち上げられたプロジェクト「GODZILLA THE ART」の一環だ。ゼネラルプロデューサーに解剖学者の養老孟司を迎え、第一線で活躍する国内外の作り手たちによる多彩な「ゴジラ作品」を表現していくプロジェクトである。

2024年11〜12月には「パルコミュージアムトーキョー」で、第4弾となる「GODZILLA THE ART by PARCO」が開催。現代アートギャラリー「ナンヅカ(NANZUKA)」所属の中村哲也や大平龍一をはじめ、浅野忠信などの世界各国15人のアーティストたちが参加した。一体どんなゴジラ作品が誕生するのか心待ちにしたい。

最新情報は、公式ウェブサイトを確認してほしい。

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  • Things to do
  • 芦花公園

世界でも名高い漫画家であり、イラストレーターの士郎正宗。士郎は、最先端の技術や電脳化する未来を鋭敏に捉え、誰よりも早く漫画に落とし込んできた。そんな作家の全貌に迫る大型展覧会が、「世田谷文学館」で開催される。

本展では、代表作『攻殻機動隊』をメインに、初期作品『ブラックマジック』から『アップルシード』『ドミニオン』『仙術超攻殻オリオン』、そして現在を含んだ作家の軌跡が体験できる。アーティストやブランドとのコラボレーションに加え、オリジナルグッズも販売予定だ。後世のSF作品の方向性を決定付けた作家の歩みを、本展で振り返ってみては。

訪れる際は、チケット料金など最新の情報を確認してほしい。

※10〜18時(入場は17時30分まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,500円

  • アート
  • 世田谷区

絵画教室の恩師との出会いと別れを描いた、漫画家・東村アキコの不朽の自伝漫画「かくかくしかじか」。「マンガ大賞2015」を受賞した人気作品で、その原画展が「旧尾崎テオドラ邸」で開催することとなった。2025年5月16日(金)からは実写映画も公開される。

会場では、60点以上のカラー原画・白黒原稿や、東村が学生時代に描いた油絵の展示のほか、全34話から選んだ生原稿を、前期・後期それぞれ1話分ずつ読める。また、映画の撮影現場で東村自らが記録した写真や撮影で使用した小道具も並ぶ。

さらに、漫画のワンシーンに入り込めるようなスパルタ絵画教師「日高先生」とのフォトスポットや、「仕事着はジャージが一番」という東村の等身大パネルも登場。オリジナルグッズの展開、喫茶室でのコラボレーションメニューの提供のほか、サイン会やトークショーも予定しており、ファンは見逃せないだろう。

漫画のさまざまなシーンを思い出しながら、作者が一筆一筆に乗せた恩師への思いを、ぜひ原画から感じてほしい。

※1018時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は木曜/料金は前売り1,000円/当日1,500円、未就学児無料

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  • Things to do
  • 京橋

2024年8月に完結を迎えた、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。本展の原画展が、「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」でスタートする。

本展では、作者・堀越耕平の直筆原稿に加え、ここでしか見られない貴重な資料類が多数公開される。本展のために描き下ろされたキービジュアルを使用したオリジナルグッズも販売予定だ。本作で繰り広げられた熱戦を、ミュージアムで体感してみては。

グッズ付きチケット(3,900円、税込み)も販売。チケットを購入した18歳以上の入場者1人につき、未就学児1人まで無料で入場することができる。詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。

※10〜20時(入場は19時30分まで)/料金は2,200円、高校生1,400円、小・中学生900円

  • Things to do
  • 青海

人間の歴史上で最も大きなパラダイムシフトに数えられるのが、天動説から地動説への転換だろう。この転換を、テレビアニメ『チ。 ー地球の運動についてー』とともに読み解く特別展が、「日本科学未来館」でスタートする。

見どころは、主に本作のハイライトシーンからパラダイムシフトについて迫っていく展示。作品のオリジナルムービーやフォトスポットなどから本作の世界観を味わうだけでなく、観測技術にまつわる展示なども体験できる。

天文学と宇宙について、身近に楽しく学ぶ機会になりそうだ。

※10〜17時(入場は16時30分まで)/休館日は火曜(2025年3月25日・4月29日・5月6日は開館)/料金は未定

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  • Things to do
  • 天王洲

集英社による漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」。2024年で設立10周年を迎えたことを記念し、初めての展覧会が「寺田倉庫」G1ビルで開催される。

『怪獣8号』や『SPY×FAMILY』など、同誌を代表するキャラクターの書き下ろしイラストが、キービジュアルに登場した。展覧会の詳細については、今後の情報で明らかになる。

※10~18時(金・土曜・祝日の前日、4月27日、5月18日は20時まで)/入場は閉場の30分前まで/料金は2,000円、中学・高校生1,500円、小学生1,000円、グッズ付き4,800円

  • Things to do
  • 池袋

1985年の発売開始から、世界中で親しまれてきたドールハウスシリーズ「シルバニアファミリー」。発売から40周年を記念した大規模な展覧会が、池袋の「サンシャインシティ」(文化会館ビル2階・展示ホールD)でスタートする。

「ようこそ、シルバニア村へ」というテーマの下、「シルバニア村」の誕生秘話が学べるモニュメントや、シルバニア村を再現した大型ジオラマ展示などさまざまな企画が並ぶ。初代のハウスから、歴代の「赤い屋根の大きなお家」、周年を記念した限定品といったアーカイブ商品を展示したエリアは圧巻だ。

2025年4月25日を除く平日には、シルバニア村の仲間の一人が会場に遊びにきてくれる。時代に合わせて全エリア、全作品が撮影ができるというのもうれしい。実際に目で見て、写真として記録を残すという楽しみ方もできそうだ。

ショコラウサギのフレアのダイカットポーチが付いたセット券も販売。詳細は、公式ウェブサイトで確認してほしい。

※10~18時(入場は17時30分まで)/料金は前売り2,200円、3歳〜小学生1,000円/当日2,400円、3歳〜小学生1,200円、2歳以下無料

アニメが好きなら……

  • アート

海外旅行どころか、東京都心へ出かけることすらままならない非常事態が続いている。そんな生活に潤いを与えてくれるのがアニメだ。スクリーンと想像力の中でなら、私たちはどこまでだって羽ばたける。

ここでは、Netflixや各種の動画配信サービスで視聴できる、東京近郊を舞台にした良作なアニメを紹介。『鬼滅の刃』に引き続いて大きな話題を呼んでいる作品から、30年の時を経てアニメ映画化が決まった名作まで、すでに知られた作品ばかりだが、今こそ見直す理由がある。

作品の特徴を表す、三つのハッシュタグから気になる作品を見つけてほしい。

  • 映画
  • アニメーション

 平成は日本のアニメ史においても重要な転機であり、重要な作品を多く生み出した時代だった。「オタク」というワードが世界中に浸透し、アニメ文化そのものが国境を越えたのは、平成時代に生み出されたアニメが国際的に評価されるようになったからだろう。また、この30年の間に制作面でも手描きからCG技術へと大きな進歩もあった。

令和を迎えて早くも2年。現在はスタジオジブリの新作から、大人向けのマニアックな作品までが多言語に訳され、アニメの舞台を訪れるために訪日する外国人も増えている。ここではもう一度じっくり見たい、アニメの黄金期を代表する作品を紹介しよう。

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