アレック・ソス 部屋についての部屋
「東京都写真美術館」で、世界的に高い評価を受けてきたアメリカの写真家、アレック・ソス(Alec Soth)の展覧会「部屋についての部屋(A Room of Rooms)」が開催。初期の代表作から、今秋刊行予定の世界初公開となる最新作までを一挙公開し、ソスの30年に及ぶ表現活動の魅力に迫る。
ソスは、国際的な写真家集団「マグナム・フォト」の正会員であり、生まれ育ったアメリカ中西部などを題材とした、物語を紡ぎ出す写真作品で知られている。本展では、「部屋とそこに暮らす人」をテーマに、世界各地で訪ねた人々の部屋の中で撮影したポートレートと、個人的な持ち物を写し出す。
「ポートレートや風景、静物などを定期的に撮影しているが、最も親しみを感じるのは室内の写真だ」とソスが述べるように、個々の空間で被写体から醸し出される親密さは大きな魅力となっている。
2024年10月12日(土)には、ソス本人が来日し、本展とこれまでの活動について語るアーティストトークが開催。定員は190人で、参加費は無料だ。また、2025年1月2日(木)・3日(金)は展示の入場が無料となっている。
貴重な機会を見逃さないように。
※10〜18時(木・金曜は20時まで、1月2・3日は18時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は800円、学生640円、65歳以上・中学・高校生400円、小学生以下および都内在住・在学の中学生・第3水曜のみ65歳以上無料