ヤマハ銀座ビル7〜9階にあるコンサートホール。1953年創業、2010年にリニューアルオープンした。
特徴は、壁や床、座席に楽器で用いる木材が使われており、ホールを一つの楽器として捉えていること。例えば、舞台の壁を作っているのは、ドラムに使われるメープル。観客が座る座席は、ギターに用いられる杉でできている。楽器と同じく、経年変化とともにどんどん良い音になってほしいという願いも込められているそうだ。
ホールはビルの8階にあるが、実は建物の下を通る地下鉄の振動がここまで響いてしまうため、ホールと建物の間には、一定の空間が作られている。この空間分のスペースで、客席は333とやや少なめだが、こういったこだわりの積み重ねで、バイオリニストは「バイオリンのために作られたホールだ」、ピアニストは「ピアノのために作られたホールだ」と言うほどに、最高の音を全身で浴びられるホールとして愛されている。
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