4枚目のソロアルバム「物語のように」のリリースを記念して、2022年12月にツアーを行った坂本慎太郎。熊本県八代市に位置し、日本に現存する唯一のキャバレーの「キャバレーニュー白馬」で行った公演を、映像ディレクターの大根仁が30人のスタッフを引き連れて16ミリフィルムカメラ6台で撮影した。そのライブ映像の初の上映会を、恵比寿「リキッドルーム」で開催する。
現役キャバレー会場の雰囲気と観客、演奏がフィルムの質感と相まって、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえるだろう。当日は会場に3面スクリーンを設置し、大根と大関泰幸による3画面編集での映像を上映する。
サウンドは、ゆらゆら帝国時代からレコーディングを担当している中村宗一郎によってマルチ録音された音源を、坂本慎太郎のライブ音響を20年以上にわたって国内外でサポートしているサウンドエンジニアの佐々木幸生がライブミックス。映画館で鑑賞するのとはまた違う、ライブさながらの試聴体験が楽しめるだろう。