ニュージーランド人の父と日本人の母を持つマーク・ド・クライヴロウ(Mark De Clive-Lowe)。ニュージーランドからロンドン、ロサンゼルスと活動拠点を転々とし、ジャズからビート的なアプローチまで、さまざまな音楽を奏でるミュージシャンだ。ルーツである「日本」をテーマにした、和の要素の音階やメロディーを用いたアルバム『Heritage I & II』では、『武士道』という楽曲もある。
約1時間のセットが3回行われる本公演は、ユニークな活動でジャズを表現するマークを至近距離で味わえるチャンス。最初の回はソロで、ピアノとシンセサイザー、DAWソフト「Ableton Live」などを使ったファンキーなパフォーマンスか、はたまたピアノのソロなのかもしれない。
2セット目はロサンゼルスからベーシストのバビー・ルイス(Bubby Lewis)、3セット目にはテナーサックスの馬場智章とのデュオ編成と続く。各セットでサウンドが変わるため、狙いを定めて予約するのが吉。
それにしても、どうして下北沢の片隅で、プレミアムな外国人プレーヤーのギグを企画できるのだろう。店主に尋ねたところ、「ノリで決まりました」とのこと。3セット分のチケットを全て購入すると1,500円引きになるので、ぜひチェックしてほしい。
※1stセット 18時〜18時50分、2ndセット 19時30分〜20時30分、3rdセット 21時30分〜22時30分/料金は1セット3,500円