東京に脈々と伝わるジャズの文化は様々に分岐と合流を重ねながら新しいフォームとシーンを生み出している。タイムアウト東京が手掛ける「Tokyo Beats & Brews」は、そんな東京の最前線で夜な夜な繰り広げられる創造の営みを伝えるイベントとして誕生した。
前回に引き続き(過去のイベントの様子はこちら)、レジデント・ミュージシャンとして、菊地成孔のDC/PRGやラディカルな意志のスタイルズでリズムセクションを支えてきたドラムスの秋元修とベースのYuki Atoriが参加。超絶技巧に裏付けされた、ダイナミズムあふれる演奏に驚かされるだろう。
そして、第5回となる今回は、今年、在日ファンクに加入した小金丸 慧が登場する。第3回にゲストとして参加した佐瀬悠輔率いる佐瀬悠輔BANDにも参加しており、過去には自身がリーダーを務めるメタルバンド“Mysterious Priestess”でWacken Open Air 2013(ドイツ)に出演するなど、あらゆるジャンルの音楽で才能を発揮。一体どんなセッションになるのか、今から待ち遠しい。
かつてのニューヨークのロフトジャズシーンのように純粋にミュージシャンが音を紡ぎ合い新たな音楽世界をつくりあげていくことを目指す。オーディエンスはクリエイションの現場の目撃者としてまた共犯者として参加して欲しい。とはいえ、音楽は楽しむものだ。腕組みをして難しい顔をして聴くことはない。ミュージシャンたちのチャレンジをリラックスして楽しみ、奇跡の瞬間が訪れたら祝福すればよい。
そしてもうひとつ。「Tokyo Beats & Brews」のBrewsについて触れておこう。第5回は、1596年創業の東村山が誇る酒蔵 「豊島屋酒造」が参戦する。東京都では10軒しかない貴重な蔵元の一つであり、起源となる「豊島屋」は東京最古の酒舗でもある。武蔵野台地の地下150メートルからくみ上げた地下水を仕込み水として使用しており、香り高く豊かな味わいの日本酒が手作業で丁寧に造られている。
豊島屋酒造の代表作ともいえる「屋守(おくのかみ)」や、火入れをしていない特別純米無濾過生原酒「きたしずく」など、香り豊かな日本酒をTokyo Beats & Brewsの定番にもなりつつある「利き酒セット」で楽しめる。お得な「利き酒セット」付き入場券もPeatixで購入できるので、ぜひ利用してほしい。詳細はLINE公式オープンチャットをチェックしよう。
詳細はLINE公式オープンチャットをチェックしよう。
※19時30分〜/前売り2,500円、当日3,000円(ドリンク代込み)
出演アーティスト
1994年2月10日生まれ。兵庫県神戸市、千葉大学工学部出身。 ジャズフュージョンベーシスト。 45th YBBJC優秀ソリスト賞など数々のコンテストで賞を獲得。ALI、Bialystocks、Q/N/K、オーニソロジーなど多くのアーティストのレコーディングに参加。「SUMMER SONIC」などのフェスにもサポートで出演している。Ibanez Bass Atrist のトップページに日本人で唯一搭載され、「EHB1005F Fretless Bass」のプロモーションビデオに出演。Instagramでの演奏動画も話題を集めており、フォロワーは10万人以上を誇る。
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札幌出身。2014年、洗足学園音楽大学ジャズコース首席卒業。Wacken Open Air 2013にMysterious priestessとして、Montreux Jazz Festival Japan 2017に菊地成孔プロジェクトとして出演。2020年、単身渡氷。DC/PRG, ラディカルな意志のスタイルズ,スガダイロー/New little one, Mysterious priestess, Klehe, 36平均律Lofi-Hiphopなどで活動している。
小金丸 慧 (Guitar)
1991年8月19日東京都大田区生まれ。洗足学園音楽大学ジャズコース卒業。
2013年、自身がリーダーを務めるメタルバンドMysterious PriestessでWacken Open Air 2013(ドイツ)に出演。同年、アメリカのテクニカルデスメタルバンドThe Facelessと台湾で2マンライブを敢行。そのほか、在日ファンク、JAPANESE FOLK METAL、 高円寺百景、是巨人、佐瀬悠輔BAND、O.P.P.A.I.、廣瀬真理子とパープルヘイズなど多岐にわたるバンドに参加。近年ではスマホゲーム「プロジェクトセカイ feat.初音ミク」の音楽制作に携わる。
2022年6月にはNHK Eテレの番組「ムジカ・ピッコリーノ」に出演。2024年に在日ファンクに加入した。