多くの映画ファンや映画人から愛された不世出の映画スター、三船敏郎。生誕100年を記念し、デビュー作から遺作までの膨大なフィルモグラフィから厳選した27作品が、国立映画アーカイブで特集上映される。
『銀嶺の果て』(1947)をはじめ、『羅生門』(1950)や『七人の侍』(1954)といった黒澤明が監督した作品、最後の出演作である『深い河』(1995)などがラインナップ。三船の俳優としての芸域の広さを示すさまざまな出演作品が公開される。
アクション映画から社会派映画まで多岐にわたる作品に爪痕を残し、1960年代以降は海外進出を果たすとともに監督やプロデューサーとして日本映画への貢献を果たしてきた三船。「世界のミフネ」とも呼ばれた巨匠が創り出す映画の世界にじっくりと浸ってほしい。