田端駅から徒歩5分ほどの場所にある、日本初のユニバーサルシアター。「チュプキ」とはアイヌ語で「自然界の光」を意味し、誰しもに降り注ぐ光のような場所として、全ての人を排除しない映画館のコンセプトから付けられている。
15席ほどの小さな映画館だが、11.1chのフォレストサウンドが広がるスピーカーや、全作品に日本語字幕とイヤホン音声ガイドが付く。振動が体に伝わる『抱っこスピーカー 』の貸し出しなどもある。
最後列に設置された車いす利用者のための座席スペース、小さな子ども連れのための個室など、さまざまな利用客を想定した造りが特徴だ。
月毎に変わる上映作品に合わせたフライヤーは、埼玉県川口の障害者施設、工房集で作られた作品を表紙にピックアップしたもの。オリジナルグッズの販売、ワークショップ、イベント企画もあり、訪れる度に新たな発見があるだろう。