セルゲイ・パラジャーノフ監督の没後30周年を記念した上映会が、アップリンク吉祥寺で開催。パラジャーノフは、ソ連当時のグルジア(現在はジョージア)に生まれたアルメニア人の映画監督。鮮烈な色彩による作風は、映画史に大きな足跡を残し、パゾリーニやタルコフスキーなどに影響を与えたという。
『火の馬』(1964年)、『ざくろの色』(1969年)、『スラム砦の伝説』(1984年)、『アシク・ケリブ』(1988年)の4作品が上映される。『火の馬』は翌年のマール・デル・プラタ映画祭国際映画批評家連盟賞や南十字星賞などを受賞した名作で、『ざくろの色』は絵画とパントマイムで描き出される悲恋の物語。
いずれの作品もアップリンククラウドからも視聴できる。詳細は公式サイトから確認してほしい。これらの作品を見た後に、パゾリーニやフェリーニなどの作品と観比べても楽しいかもしれない。時間を作って観に行きたい特集だ。