新時代の映画愛好家として、町山広美・廣瀬純・五所純子・鍵和田啓介の4名を迎え、魅力の尽きない映画世界への扉をノックする連続イベント『HARAJUKU CINEMA CLUB』。
第4回目となる今回は、「エモ映画批判序説」をテーマとし、愛、憎悪、アクション、暴力、死など、映画に見られるエモーションについて語る。ゲストは、若者を中心に話題となった『みんなの映画100選』(オークラ出版)の著者であり、雑誌『POPEYE』などでライターとして活躍する鍵和田啓介と、俳優・モデル・内装・コラム・映像制作とジャンルを超えて活躍する松㟢翔平だ。
現在の映画を埋め尽くすのは、エモーションではなく「エモ」ばかり。そんな中、鍵和田は、ハーモニー・コリンによる『スプリング・ブレイカーズ』は、くだんのエモい現状に中指を立て、エモーションを取り戻さんとする試みだという。ここでしか聞けない2人の映画談義に注目したい。