新宿駅からほど近い老舗焼鳥店。内蔵焼きの名店としてファンが多い一軒だ。初めてここを訪れるならば、まずは『レバー』を食べよう。焼き台には、レバーを焼くためだけの専用スペースを確保しているほどで、これはほかのの肉や脂の香りがレバーに移らないようという細やかな気遣いによるもの。中心部はほぼレアに近い状態に焼き上げるレバーは、なめらかな舌触りがたまらない。
同店では、戦後間もない頃は鶏ではなく豚の臓物を使っていた。その頃の名残で豚のモツを使った串が充実している。ほかにも鮮度抜群の鶏ささみでつくる『なめろう』など、ならではの一品料理の数々も捨てがたい。肉好きならぜひ訪れてほしい店である。