官公庁街の霞ヶ関の中の高層ビル2階、レストランフロア(霞ダイニング)にある韓国料理店。店名に食堂、と付いているが内観は非常にスタイリッシュで、高さのある椅子やテーブルが並び、洗練された大人の空間が広がっている。
ランチは石焼ビビンバのほか、唐揚げや豚の生姜焼き、『本日のお魚定食』のような和食メニュー含む定食セットを提供。一方、夜は韓国メニュー一色となり、チヂミやチャプチェ、石焼ビビンバ、チゲなどをビール、サワー、マッコリとともに楽しめる。
とろけるチーズをたっぷり使った『チーズタッカルビ』『チーズ・サムギョプサル』(甘辛味の銘柄豚のバラ肉を焼いてチーズを絡め、葉野菜で包んで食べる)『チーズ・カルメギサル』(焼き肉にチーズを絡め、ニンニクやネギ、半熟卵と一緒に葉野菜で包んで食べる)が同店の大人気メニューだ。甘辛い韓国風の味とまろかなチーズの組み合わせ、また肉と一緒に野菜も大量に食べられて、濃厚だが後味は意外にさっぱり。一度食べるとハマってしまうだろう。それぞれ味が違うため、異なるチーズメニュー2品を同時に注文する客までいる。
ランチは霞ヶ関かいわいの会社員がリピーターとして通い、夜は飲み会やデート使用が多い。銀座や日比谷からも近く、都内で働くビジネスパーソンは、覚えておきたい店の一つだ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター )