半蔵門駅すぐの場所にあるそば店。永田町駅や赤坂見附駅からも歩ける。全12席、外観もひっそりして目立ちにくい店だが、長野県産の国産そば粉を使ったコシとうま味の強いそばが評判の人気店だ。そばをゆでた後のそば湯もコクがあり、味わい深い。
シンプルな『せいろ』に、『胡麻くるみ蕎麦』『辛味大根蕎麦』『冷し山かけ蕎麦(温泉玉子付)』など、そそられるメニューが並ぶ。最も注文が多いのは、看板メニューの『炭火焼 鴨汁せいろ(鴨つくね入り)』だ。こだわりのそばと、身が締まった鴨の濃厚な風味と食感、だしが効いたつゆの組み合わせは一度食べるとまた思い出して食べたくなる。
昼は行列はないが、開店と同時に満席になり、1巡目に入れないと30分以上待つことになるので注意を(昼はクレジットカード利用不可)。夜も早い時間を除けば、予約した方が確実だ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)