西荻窪駅北口を出て、大通り沿いを左側に5分ほど歩いたところにある創業1975年の喫茶店。国立にあった邪宗門という一風変わった喫茶店をモチーフとしたという同店は、壁中に掛け時計がぎっしりと掛けられており、まるで別世界に迷い込んだかのような空間だ。また、この雰囲気はオープン当初からほとんど変えていないといい、久しぶりに来店した客からは「西荻窪は随分と変わったけど、ここは変わらないね」なんて言葉もよくかけられるそうだ。
コーヒーが飲めない人も、ここでは背伸びをしてコーヒーを注文してみよう。コーヒー片手にノスタルジックなこの空間に浸れば、便利すぎなかったからこそ時間の流れ方も、人との繋がりも贅沢であったあの時代にタイムスリップできるかもしれない。
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