代々木駅から徒歩1分の飲み屋街、ほぼ新宿のれん街にある居酒屋。特大サイズのゆで牛タンや、牛テールスープのだしで煮込んだおでんが名物だ。
牛だしおでんは見た目は透明であっさりしているが、味はこっくり濃厚。卵やちくわぶ、とろろ昆布をたっぷり乗せた豆腐など、このだしがじわりと染みた具は酒との相性が抜群だ。同店ではおでんは冬だけでなく1年中提供するが、夏でも注文が多いという。
客は20代からシニアまで幅広いとのこと。女性の一人客も気兼ねなく過ごしやすいだろう。古民家をリノベーションした店舗で靴を脱いで入店するため居心地がよく、外で飲んでいることを忘れそうになる。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)