代々木駅近くの古民家を再生した飲み屋街、ほぼ新宿のれん街にあるタイ風居酒屋。ガイヤーン(鶏の炭火焼き)やタイの串料理、ヤムウンセン、ガパオライスといった定番メニューと酒を提供する。ビールはタイやベトナム、バリ産など、東南アジアの銘柄ビールが充実している。
冬季限定で出す『赤おでん』も人気。ココナッツミルクやレモングラスをきかせた真っ赤なトムヤムスープで食べるおでんで、和の具材がなぜかタイのスープとも相性ぴったり。甘くて辛くて酸っぱい味はハマってしまうだろう。スタッフいわく「提供していない夏にもよく注文が入ります」とのこと。
店内は昭和の日本家屋とアジアの屋台をミックスしたような不思議な空間で、東京にいながらちょっとした旅行気分に浸れそうだ。おでんの販売期間は毎年決まっていないので、確実に食べたい場合は来店前に電話で確認を。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)