※2018年3月29日オープン
京都で450年の歴史を持つ老舗料亭、南禅寺瓢亭の新業態。本店とは異なる、初の割烹スタイルで営業する。驚くべきは、都内の商業施設の中にある飲食店とは思えない、本店の伝統的な落ち着きを見事に再現した、高級感溢れる店内だ。飲食スペースまでに趣のある小道を設けているほか、壁はジュラク壁風に。乾燥してしまうと割れてしまうことから取り扱いが難しいという竹も随所に散りばめ、京都らしさを演出したという。
席は、カウンターやテーブル席のほか、茶室も用意。通常、懐石は畳の上で味わうことから、カウンターのテーブルも畳になっている。料理は、ランチタイムに『点心 6品』(7,000円)と『懐石』(1万2,000円)、ディナータイムに『懐石 9品』(1万8,000円)と『懐石 11品』(2万3,000円)を提供する。
何世紀にもわたる名物料理の、完璧な半熟卵がまだメニューに載っているように、瓢亭のメニューには伝統がうまく受け継がれている。だからといって、この店のものが古臭いということではなく、綿々と受け継がれている継続性を感じるのだ。「歴史が今も息づいている」という言葉がよく当てはまる。
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