2019年に佃エリアにオープンした南インド料理の専門店。京橋の名店、ダバ インディアで働いていたチェンナイ出身のシェフが腕をふるう本格的なミールスやカレーは、いずれも素材のうま味と複雑なスパイスが抜群のハーモニーを口の中で奏でる絶品だ。
おすすめは『ノンベジミール』。2種類のカレーとサラダ、パパド、バスマティスライス、ナンの生地を丸く伸ばして油で揚げたパンである「バトゥラ」、豆と野菜を使った南インドのスパイスカレーである「サンバール」、同じく南インドの野菜スープ「ラッサム」とタミル語で揚げた野菜料理を意味する炒め煮のような「バリヤル」が入っているミールスである。
多種多様な野菜とインドから直接取り寄せた複数のスパイスの組み合わせが、一口すするごとに濃厚さ、酸味、爽やかさと異なる味わいを感じさせる七色のルーを生み出している。食事を終えるのが寂しくて、思わず長居してしまうだろう。
また、ベジタリアンメニューが豊富なので、肉が苦手な人にもうれしい。ビリヤニも絶品なので忘れずに。