1948(昭和23)年創業、三代続く大衆酒場、兵六。店の戸を開けると、コの字のカウンターと色あせたメニューが目に入り、なんとも雰囲気が良い。壁にあるシンプルなメニューから、名物の『餃子』(5個 600円)を頼めば、カリッときれいに焼かれた皮と、その中にパンパンに詰まったホロっとしたあんを堪能できる。
何枚でもいけそうな餃子だが、ネギ、チーズ、納豆などを油揚げに包み揚げている『兵六揚げ』(450円)もぜひ食べてみてほしい。決して数は多くないこだわりのメニューと、店主の物腰柔らかい接客から、この店の歴史を感じることができる。