大阪の『与太呂』で修行を積んだ主人が営む、鯛と関西風天ぷらを楽しめる日本料理店。コース料理(13,650円)のみの営業だが、付だし、鯛を用いたお造り、関西風の薄い衣をまとって低温で揚げて、もっちりと独特の仕上がりの天ぷら、鯛を一尾まるごと使って炊き上げる鯛めしなどから構成される。カリッとさくっと揚げる江戸前の天ぷらを好む人にとっては、意見が別れるところかもしれないが、個性的でなかなか見かけないスタイルの天ぷらではある。また、小ぶりの鯛を一尾使った鯛めしは、鯛の味わいがご飯の一粒ひとつぶに封じ込められ、シンプルで奥深い味わい。