三軒茶屋には、世田谷通り、国道246に囲まれた、通称「三角地帯」と呼ばれる一角がある。三角地帯にはエコー仲見世商店街とゆうらく通り、三茶3番街といった路地が平行しており、迷路のような路地に飲み屋や商店が軒を連ねている。戦後の焼け跡になった商店街にバラック建ての商店が並び始め、昭和25年には仲見世商店街が現れた。発展に道路の整備が追いつかないまま、当時の混沌とした面影を残す町並みが形成された。店のジャンルや集う客は年代もさまざまだ。日本酒好きなら知らない人はいない赤鬼や、焼き鳥の名店、床島をはじめとした昔ながらの店もありつつ、カレーやアジア料理、ワインが楽しめる店などニューウェーブもある。路地が狭いだけに店と人、人同士の距離も近い。眠らない土地三角地帯のエネルギーは今日も酔客を引きつけている。
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