※2023年5月30日閉店
2012年の夏、新宿・歌舞伎町に突如登場した規格外のアミューズメントスポット。レストランとうたってはいるものの、この店で出されるフードメニューは、数種類から選べる弁当とペットボトルのみ。アルコールドリンクは缶ビール(もしくは缶チューハイ、ワインなど)で、別売りとなっている。
眼孔を刺激する「総電飾張り」の店内で出される食事としてはあまりにもわびしく、逆に潔さすら感じさせる。そんな状況にいささか困惑しているうちに始まるのは、開店までに総費用100億円を費やしたという同店を象徴するロボットショー。取材時のテーマは「戦闘」ということなのか、約90分のショータイムの中で、クノ一風、ミリタリー風、鼓笛隊風といったとにかくかっこいい女戦士たちがわんさか登場し、客席の間を脇から頭上からフロアー全体を利用してのダンスパフォーマンスが繰り広げられた。
「歌舞伎町的萌え」と言うべき、強烈なインパクトを持つ店のマスコットでもある巨大女型ロボットも、女戦士たちを乗せて出陣。
最初は圧倒され気味だった客席も、フィナーレにはサイリウムを片手に盛り上がる、といった具合だ。満席になることも少なくなく、訪れる際には電話予約することをおすすめする。世界が驚く東京の最新「インパクト」の真意をその目で確かめてみてはいかがだろうか。