外苑前駅から徒歩5分、外苑西通り(通称、キラー通り)を一本入った小道にある高級イタリアン。2019年版まで11年連続でミシュラン一ツ星を獲得し続けている。
オーナーシェフの本多哲也は、イタリア本国の名店で修業を重ね、グルメ好きなら知らない人はいない西麻布の老舗イタリアン、アルポルトの副料理長を務めた。のちに独立し、同店を2004年に開業。
『秋刀魚と万願寺唐辛子のカルパッチョ 肝ソース』『イワシとトマト、ウイキョウのスパゲッティ』など、メニューには国産の厳選素材を多用し、美しい盛り付けで料理はいずれも満足感が高い。ランチは4皿で4,000円〜、ディナーは5皿で8,500円〜、昼夜ともにプリフィックスコースのみの高価格帯の店だが、全25席のこぢんまりとした店内で、サービスがくまなく行き届いている。
店内にいる客はほとんどが30代以上のカップルや女性同士などだ。大切な人と、大人の静かな時間を過ごせるだろう。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)