ラテアート競技会で多数の受賞歴を持つ台湾出身の夫と日本出身の妻が手がける、新鋭のコーヒーショップ、リウェイコーヒースタンド(liwei coffee stand)。深緑と黒を基調に、台湾で買い付けたポスターや提灯(ちょうちん)などを配した、台湾×日本のミックスカルチャーな世界観に浸れる空間が魅力だ。自家焙煎(ばいせん)するコーヒー豆は味の良さを追求すると共に、ラテアートのコントラストが映えるよう中深煎(い)りで焙煎している。
竹炭パウダーを入れ茶筅(ちゃせん)で撹拌(かくはん)したエスプレッソに、泡立てたミルクを注ぐ「ブラックラテ」は、見た目に反するまろやかな味わいと、飲み終わりのシャリッとした食感が特徴だ。コーヒーそのものの風味や味を堪能したいときはシンプルなカフェラテを選ぼう。
プリンは盛り付けた時に崩れないギリギリの柔らかさにこだわり、生クリームは使用せず、卵とミルク、砂糖のみで作られている。合わせているのは、砂糖や水と一緒に黒烏龍茶の茶葉を入れて煮出した、香りの良いシロップ。台湾の装飾とも不思議となじむ、有田焼の器にも注目してほしい。
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