恵比寿駅西口から徒歩3分、地下にある肉専門ビストロ。店名のカルネは肉、シオは塩のことを指している。その通り「旨（うま）い肉を、焼いて塩で」がコンセプトだ。150グラムあるボリュームたっぷりの牛タンや、和牛のハラミ、テール、ランプ、イチボ（ランプの隣の牛のでん部）など、各部位をシンプルに炭火焼きにしたグリルと、それに合うワインをボトル一律2,800円で提供している。
肉の炭火焼きはどれも絶品だ。肉の脂の食感だけに頼らない、あっさりした赤身肉独特のうまみを堪能できる。肉料理のほか、『鶏レバーのパテ』『トリッパのトマト煮込み』『マッシュポテトのオーブン焼き』など、ワインが進む前菜メニューもそろう。
ほどよくガヤガヤとにぎわう雰囲気も居心地よく、気の置けない肉好きの友人と来るには最高の店だ。コストパフォーマンス抜群のワインにおいしい肉と前菜がぴったりで、ついどんどん注文を入れてしまいがち。飲み過ぎ、食べ過ぎには注意を。とにかく人気店なので早めに予約を押さえておきたい。18,19時台はすぐ埋まってしまうが、20時以降は日が迫っていても予約が取れる場合がある。
テキスト：浅野 陽子（フードライター ）