東京でも珍しいシリア・アラブ料理を、シリア式の座敷席で楽しめる店。ここでは日本人向けのアレンジを加えていない、現地の味を体験できる。
アラブ料理は初めて、という方におすすめなのはジャバティというパンに付けて食べるペースト『マザ』(400円)。『ハリーサ』(唐辛子のペースト)や『ホンモス』(ひよこ豆のペースト)など味のバリエーションも10種類ほどあり、前菜に最適だ。店のいちおしメニューは『バーミヤ』(1,300円)。オクラと牛肉、トマトを使用した、素朴で優しい味のするシチューだ。ヨーグルトソースの水餃子『シュシュバラック』(1,200円)は少々酸味が強いが、モチモチした餃子の皮の食感と、独特なまろやかさがやみつきになる。
そのほか、ひき肉とナッツをクスクスの衣で揚げた『コッバ』(850円)や『クスクス』(1,500円)、ひよこ豆のコロッケ『ファラフェル』(850円)など、中近東のルーツを感じるメニューがそろっている。