新橋駅から徒歩5分、新虎通りを少し奥に入った場所にあるたこ焼き店、ハッパロクウジュウシ(「8864」)。コンセプトは「お酒が飲めるたこ焼きダイニング」で、純関西風のふわっと柔らかいたこ焼きと一緒に、ビールやハイボールだけでなくワイン(約30種)を楽しめる希少な店だ。
「たこ焼き=B級グルメ、という世間の認識を変えたい」と語る店主の野一元(のいち・はじめ)の作るたこ焼きは、とろけるようにクリーミーでだしの香りも濃厚。何も付けずにそのまま食べてもおいしい。関東風のたこ焼きしか知らないならば、同店の味を体験するとたこ焼きの概念が一変するだろう。
そのまま食べる『素焼き』や定番の『ソース』(各6個入り、550円)を好みの酒とぜひ堪能して。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)