新虎通りを一本入ってすぐの場所にあるインド料理店。南インド出身のシェフと店主が、ランチではカレープレート、ディナーはカレーのほか、鶏肉や野菜、魚介を使ったインドの前菜やビリヤニ(米料理)、クレープのようなドーサをアルコールメニューとともに提供する。
インドビールやインドワインも注文できる。
カレーは鶏、マトン、シーフード、豆と野菜だけのカレーなど40種類以上。どれもスパイスと野菜をじっくり煮込み、丁寧に作っているのが分かる味。ナンもメニューにあるが、店主によれば同店のさらっとした食感のカレーには、ナンよりも『プーリ』(揚げパン)や、『アッパラム』(豆を焼いたせんべい)が合うとのこと。
店の周囲はリーズナブルでおいしいカレーを出す競合店が集まる激戦区だが、中でも圧倒的な人気を誇る。常連には周辺で働く会社員女性のほか、都内に住むインド人、また仕事帰りの男性の一人客なども夕方早い時間から訪れる。スパイスのきいた体に優しいインド料理や、インドカレーの味が好きな人はぜひ行ってほしい店。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)