三軒茶屋駅前から徒歩1分、居酒屋やバルなどが立ち並ぶ三茶3番街にある。さほど広くない店内にカウンターとテーブル席が密集しているが、不思議と居心地が良い。一人客、カップル、男女のグループなど客が思い思いにゆったり過ごしている。
ビールやハイボール、焼酎、一律2,800円のボトルワインとともに『新じゃがのポテトサラダ』『ネギトロとアボカドのタルタル』『ごまだれ水餃子』などの酒が進むつまみを提供。なかでもオーダー率98%という人気メニューで、豚バラ肉や牛スジ肉をホロホロに煮込んだ『塩煮込み』や、名物の『ドライトマトのパテと地鶏レバーパテの合い盛り」は、いかにも手が込んだ居酒屋メニュー、という味わい。
また、ありそうでなかったシメ料理、『野菜たっぷりペヤング』もユニークでおいしい。市販のカップ焼きそば、ペヤングに大ぶりのウィンナー、キャベツ、もやし、にら、にんじん、紅ショウガを加えてメニューとして提供。市販のペヤングソースも一緒に付いてくる。ボリュームたっぷりで、なおかつインスタント麺ながら家では決して食べられない不思議な満足感がある。男性客を中心に大好評で、半分以上の客が注文するそうだ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)