ムーディーな間接照明、壁にズラリと飾られたワイン、バーのようなカウンター席。「スパイス料理とワイン ゼロ(Zero)」の店内はまるでイタリアンバルのようなしゃれた雰囲気だが、提供する料理は「無国籍」。インドカレーをはじめ、さまざまなスパイスやハーブ、調味料を使ったオリジナル料理が味わえる。
ランチメニューはナンやターメリックライス、バスマティライスのセットのほかに、ビリヤニや自家製パンのセットも用意されており、その数は十数種類にもおよぶ。中でも人気が高いのが、肉とスパイスの炊き込みごはん・ビリヤニだ。
ビリヤニといえば水気の少ないパラパラとした食感のイメージがあるが、「ゼロ」のビリヤニはほどよくしっとりとしていて、馴染みのない日本人にも食べやすい。辛味はあまりなく、クセも少ないので、「ビリヤーニとカレーのセット」を注文して、好みのカレーと組み合わせてもおいしく食べられるダロウ。筆者個人としては、後からくるヒリリとした辛さとジンジャーの風味が特徴の「マトンカレー」との組み合わせを勧めたい。