2023年末、学芸大学にオープンしてすぐに繁盛店となった焼き鳥屋といえば、遊津拓人が手がける「焼鳥やおや ハナレ(HANARE)」だ。池尻大橋の人気店「焼鳥やおや」「リバーサイドヤオヤ」「ヤオヤラボ(808labo)」などを運営する株式会社YAOYAが手がけた新店である。
音楽の音量が大きくスタッフ同士の指示する声が飛び交うカジュアルな雰囲気ながら、18席のコの字カウンターのみの店内は不思議と高級感が漂う。焼鳥を焼く時は、あえて煙が見えるようにダクトの位置を上にするなど、外食らしい臨場感を大事にしている。
焼き鳥は、伊達鶏や赤さつま鶏、水郷赤鶏といった銘柄鶏を使用。中でもきざんだ大葉と合わせた「せせり」が一番人気だ。焼き上がった焼き鳥はカウンターの上にある皿に、まるですし屋のように一串ずつ置かれていく。
このほか、うざくの鶏バージョンである「鶏ザク」や北京ダックなどを包むカオヤーピンの上に、もも・細切りキュウリ・白髪ネギ、たれを置いて包んで食べる、その名も「北京チキン」などのユニークな一品料理も多い。
ドリンクは、こだわりの酒造から直接仕入れた純米酒や本格焼酎を中心に、ナチュラルワイン、ウイスキーやジン、テキーラなど洋酒各種と充実のラインアップだ。もちろん、生ビールや酎ハイといった王道のメニューもある。