2004年、「大阪駅前第3ビル」にオープンした讃岐うどん店。店主は香川県高松市出身で、和食の世界に飛び込んだ後、地元で父親が営むうどん店で修行し、大阪で自身の店舗を持った。大阪出店のきっかけは、父親の店が難波にある高島屋の催事に出店したこと。「讃岐うどん」がこれほどメジャーになる前だったが、大阪人の舌を満足させ、多くの人に喜んでもらえたことから、この街でのチャレンジを決意したという。
食べられるのは、つるっと喉越しがよく、噛み応えもあるうどん。扱いの難しいといわれる香川県産小麦「さぬきの夢」と北海道産小麦を独自に調合し、香りもコシも申し分ないものに仕立てている。
「リトル香川」とうたい「オリーブ豚」や「オリーブ牛」「かめびし醤油」「讃岐どり」といった地のものにこだわって食材の良さを発信しているのも、この店の特徴だろう。しかし、古いものに固執しているわけではない。新たなものへのチャレンジ精神も持ち、大阪出店後もつけ麺などさまざまなメニューを開発している。
1月は限定メニューとして、香川の伝統の白味噌の中に根菜、ホウレンソウなどと焼いたあんが入った雑煮とうどんを組み合わせた「あんもち雑煮うどん」なるものも登場。関西人にもクセになると評判だった。
※不定休があるので、訪れる前に公式ウェブサイトを確認してほしい。