青空三代目は、天然マグロや旬の魚で有名な、約100年の歴史を持つ江戸前寿司の名店だ。その3代目店主が、魚の新しい楽しみ方を提案するため、姉妹店「築地焼うお いし川」をオープンした。
「築地焼うお いし川」では、鯛、ブリ、クロダイ、穴子、ふぐ、マグロなど、さまざまな種類の脂がのった魚が用意されている。しかし、生でそのまま食べるのではなく、火でごく軽く焼くのが基本だ。刺身用の魚なので、漬け込みはせず、塩や醤油で軽く味付けをして、自然の風味を際立たせている。
寿司や海鮮丼が主流の築地場外市場において、この魚焼肉店は貴重な存在だ。1階は2人掛けと4人掛けのテーブルが並ぶオープンスペースで、2階には4人掛けのテーブルが並ぶ。各テーブルには、グリルが設置されている。
ランチやディナーでは、さまざまな種類の魚の盛り合わせ(ランチ2,260円~、ディナーコース 9,200円~)を注文することができる。大トロを追加するのがおすすめだ。大トロは、まるで和牛のような美しい霜降りのマグロ。外はこんがりと、中はピンク色の生のまま、グリルでさっと焼くだけ。焼き方が不安な人には、スタッフが最初の数枚を焼いて、実演してくれるので心配無用だ。あとは好みの焼き加減で、赤酢ご飯と一緒に味わってほしい。