この店のためにわざわざルートを変更して東京駅を経由する価値があるラーメン屋といってもいいかもしれない。肉・魚介類・乳製品・卵などを一切使わずに、コクとうまみがあるビーガンラーメンを実現した自由が丘発の「T’Sたんたん」は東京のベジタリアンラーメンをけん引する一軒だ。
メニューには、動物性食材の代わりに、たっぷりの野菜と豆乳を用いたラーメンやカレーなどが並ぶ。東京駅改札内の「グランスタ東京」京葉ストリートエリアの一番奥に位置するが、カフェのような店内は外国人客も多く、常に賑わっている。
売れ筋のたんたん麺は、大豆もやし、豆苗、青菜などのトッピングで野菜づくし。なかでも人気の「金胡麻たんたん麺」(1,100円、税込み)は、濃厚でコクのあるスープにピーナツクリームを加えたクリーミーな口当たり。サイドメニューとして、大豆ミートの肉味噌「ヴィーガンチャーシュー」などをプラスできる。カロリーが心配なら、全メニューで小麦麺を「うる肌こんにゃく麺」に変更できる。
心とカラダにヘルシーで、ジャンキーなイメージのラーメンも、罪悪感なく最後までスープを飲み干せる。
また、具材が全て野菜の餃子や雑穀米が入った「たんたんボウル」などのご飯メニューもある。