※2024年5月28日オープン
日本が誇るトップバーである渋谷・「エスジークラブ」などを手がけるSG Groupが丸の内のメインストリートに初となる大型路面店をオープン。「世界のベストレストラン50」に日本で唯一14年連続で入賞しているレストラン「ナリサワ(NARISAWA)」のオーナーシェフ・成澤由浩がシグニチャーフードを監修している。
幕末の若者たち、「薩摩スチューデント」の英国への旅から着想を得たタバーン(酒場)というストーリーで、和酒と洋酒を用いたカクテルを提供し、世界を横断する食体験を提供する。
内装デザインを担当したのは、同じくSG Groupの「ザ ベルウッド」などを手がけたTHE WHOLEDESIGNの杉山敦彦だ。丁寧にエイジングされた木工家具をベースに、文明開花期を思わせる赤レンガ、アンティーク調ミラーで構成。テーブル、カウンター、スタンディング、半個室とさまざまなシーンで楽しめる。
ドリンクは香港、ボンベイ、マルタ島など薩摩スチューデントの寄港地をイメージしたハイボール、当時の時代背景や留学生たちのエピソードをモチーフにしたカクテル、日本酒や焼酎など國酒にフォーカスしたシリーズを新たに創作した。どんな料理に合わせても心地よく飲める「ハイボールジャーニー」というドリンクメニューのカテゴリーも面白い。
食後のシグネチャーカクテルもここならでは。中でも「北極星マティーニ」を飲んだら、誰だって忘れられないひとときになることだろう。ウォッカをベースにパッションフルーツとシーバックソーン(サジー)でシェイク、最後に無濾過ビールの泡が美しく注がれた一杯である。
料理は、旅の航路の食材や郷土料理をベースにした和食、洋食、東南アジア、中東料理など幅広く融合。中でも成澤が監修した、秘伝のソースで6時間煮込んだ「神戸ビーフシチュー」や季節の高級魚を使用した「甘鯛のフィッシュアンドチップス」など5種のシグニチャーメニューは要注目だ。