台湾の南部、高雄市岡山区で生まれた台湾茶の店。台湾内外に243店舗ある人気店で、浜松町店は天仁茗茶のティースタンド日本1号店だ。もともとは原宿に店を構えていたが、2021年2月に移転した。
数々の茶葉が用意されているが、まず味わってほしいのは同店を代表する「913茶王」。ミルクティーで入れてもらうとナッツのようなコクも感じられ、一口飲めば、ほかのミルクティーとは一線を画すことがすぐに分かるだろう。茶葉の香りを堪能するならば、アイスよりもホットをおすすめしたい。
もちろん、タピオカのトッピングも忘れずに。煮込む際の温度や時間に細心の注意を払い、丁寧に水洗いをしたタピオカは、感動的なモチモチ感。飲み物が熱過ぎるとタピオカ自体のおいしさが消えてしまうので、ドリンクも台湾のレシピと同じく飲みやすい温度に設定されている。かなりの猫舌でない限り、ホットで注文しても問題なくストローでタピオカを吸うことが可能だ。
ドリンクとの相性も抜群なスイーツは、台湾現地の味を日本人向けにアレンジしたオリジナル。特に試してみてほしいのは、果肉感たっぷりのパイナップルジャムをバターのきいたクッキー生地で包んだ「パイナップルケーキ」で、角が欠けて品質が落ちないようにと丸い形で作られている。
ちなみに、横浜中華街と神戸元町にも天仁茗茶という店があるが、この2店は全くの別店舗なので注意してほしい。
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