東新宿は、近くの歌舞伎町ゆかりの台湾人が多く暮らしてきたエリアである。2022年2月、そこに本場濃度の高い台湾屋台料理の店、台湾小館が登場。すでに東京で暮らす台湾人の間で話題になっている。
明治通り沿いの真新しい3階建ての建物に掲げられた、東洋趣味のノスタルジックな大看板が目印。「民以食為天(人にとって食が何よりも尊い)」「吃飯我最大(メシ時はオレ様がナンバーワン)」といった意味合いの大仰な標語が、ユーモラスに添えられているあたりからムード満点だ。
メニューは、台湾に数度足を運んで屋台料理を満喫し、より現地度の高い美味に箸を伸ばしたくなってきた向きにはたまらぬ品ぞろえ。観光客定番の小籠包からディープな黑白切まで食べられるのだから驚く。
金、土曜には定期的に台湾の伝統的指人形劇「布袋劇」も開催している(特設ウェブサイトで要予約)。