台湾の国民食、麺線が味わえる店。かつおだしが香る豚骨ベースのスープで煮込んだ麺線は、台湾式の煮麺のような料理だ。
麺線はヘルシーな反面、腹持ちはあまり良くないので、昼にがっつり食べたい場合は、ランチタイム限定で提供される「台湾くるくるおにぎり」とセットにするといい。あくまでも「麺線に合うおにぎり」としてオリジナルで考案されたもののため、台湾おにぎりの飯糰(ファントァン)とは別物だが、なぜか店にやってくる台湾人から人気がある。
壁には台湾にある飲食店の注文票が貼られていて、眺めるだけでプチ旅行気分に。店主は全ての店のメニューを把握しているので「この店はこの料理がおすすめ」「ここはボリュームたっぷりだから3人で行っても1皿の注文でいい」などのアドバイスをもらうこともできる。
夜は台湾食堂888として営業し、ハーフサイズになったおかずを3つ選べる「三品定食」(1人客限定で提供)や、3種類の紹興酒を飲み比べできるセットも用意。「お一人様フレンドリー」な一軒としても覚えておきたい。店の奥に飾られているアルバムジャケットはデヴィッド・ボウイと矢野顕子のもの。ちなみに、矢野のジャケットとして「ごはんができたよ」が選ばれている理由は、「料理」ではなく「ご飯」の提供を心がけているからだそう。
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