ミシュランガイド東京で4年連続選出された、カジュアルに楽しめる本格街寿司。系列店に「すし芦舟」「すし其一」など都内に3店舗、名古屋に1店舗を構える。店内はカウンター11席のみだが、アットホームな空間が広がる。
高級店に全く引けを取らない握りやつまみが1貫88円(税込み、席代別)から味わえる。ネタは毎日豊洲市場に足を運び、吟味した旬の天然ものが並ぶ。
安価だが、最適な状態で味わってもらおうという心配りは一流だ。熟成やあぶり、酢締め、飾り包丁など、ネタごとに細やかな細工も多いので、選ぶ喜びや味わう楽しさにあふれている。
さらに寿司の味わいを高めているのが、まろやかで深みのあるコク・うま味・風味が特徴の酢である。赤酢と白酢を合わせて、一度沸騰させ酸味を飛ばすことで、子どもから高齢者まで食べられる優しい酸味に仕上がる。
「蒸しアワビのつまみ」や「白子焼き」といった一品料理もいずれもハイクオリティー。日本酒地焼酎などのアルコールもあり、ディナーから寿司飲みまで使用できる。
人気店なので予約必須だが、その価値は十二分にある。