歌舞伎町のゴールデン街と並ぶ新宿を代表する飲屋街。新宿西口の新宿大ガードの横、パレットビルから青梅街道にかけての路地に長屋のように酒場が立ち並ぶエリア。戦争の爪痕残る焼け野原に露天や屋台が集まり、そのうちに戸板1枚で仕切られた小さな店が出来たのがはじまり。物資の乏しい戦後にはじまった店も多く、焼き鳥屋の看板をよく目にする。
定食屋やそば屋、喫茶店にバーなどが軒を連ねるが、2000年になろうかという頃、区画の1/3を全焼する大火事があった。しかし昭和の情緒を色濃く残すたたずまいは今も健在だ。「オヤジの聖地」とも言われたが、近年は観光客向けの店も増え、外国人や仕事帰りの女性客の姿もちらほら見かける。
関連記事
『新宿でしかできない101のこと』